シージャック
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悲しい
単純
結末で評価は割れそうだが、大半はその締めくくりに不満を抱くと思う。人質解放に向けた犯行側とのやりとりは緊迫したものがあり、見ごたえもある。シージャックたちの粗暴さはとてもリアルで凄みが伝わってくる。交渉に一喜一憂しつつ、合意に達した、そのあとにオチを付ける。現実主義は勝手だが、そこには何も残されないし、この映画を見た人にいったい何が伝わるだろう。あと少しの想像力を持つべきだったと思う。たとえば希望を描いてもバチは当たらないだろう。