劇場公開日 2013年1月12日

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「錦織監督にエール」渾身 KON-SHIN casaverdeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0錦織監督にエール

2013年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

錦織監督がNHKの「おはよう日本」に出て、「日本は全部東京で作っていて、いろいろな意味で全国が“東京化”し、誇りに思えるものが中和されて最大公約数になって、どんどん失われていく。」と発言されていたのに興味を持って観に行きました。
彼が言うように隠岐の島には“世界に誇れる究極の理想の世界”がまだまだ残っていた。島の全員が参加し盛り上がる古典相撲が題材になっているが、そこに登場する島の人たちの表情が実にいい。主役の二人もメジャーでない分、新鮮で素直に役にとけこみ好感が持てる。脇役陣は手堅く破綻がなく、中でも傑出しているのが子役で、かなり“じんと”きてしまう。
この映画は、最初は疑問を持つ場面がいろいろあって何度か観ないと分からないかもしれないが、とても丁寧に作り込んでいて多分二度三度と観るとより感動する映画のような気がした。別な言い方をすれば「奥が深い」ということかな。

casaverde
2013年1月26日

3回観ました。明日また観に行きます。
観れば観るほどに、感動が深まっていきます。

大げさではない、誰にでもある、それでいて忘れかけている何かを
多くを語らずに、優しく気づかせてくれる、こころ優しい監督さんです。

tomozo1963