ペコロスの母に会いに行くのレビュー・感想・評価

ペコロスの母に会いに行く

劇場公開日 2013年11月16日
36件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

重すぎず軽すぎず

認知症の母の介護という、現実的なテーマですが、重すぎず軽すぎず、サラッと描かれていた。
主人公や周りの人物のキャラクターの明るさや、母の認知症による発言もコミカルに表現されていたことからそう感じた。
だが現実に自分の身に起こっていることなら、主人公のように母に優しくできるだろうかと考えさせられた。

母が、決して楽しいことばかりではなかった昔のことばかり思い出していたのが印象的だった。
良いことばかりではない思い出でも、歳を重ねると懐かしく感じるのだろうか。

全体的にコミカルだったが、自然に涙が出るシーンもあり、いい映画だった。

李
さん / 2017年7月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:TV地上波
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

認知症の母との生活が大変になり、施設に入れる。それまでと、その後の...

認知症の母との生活が大変になり、施設に入れる。それまでと、その後の家族の葛藤を描く。

時々クスッと笑う場面もあり、すごく分かりやすかった。

認知症の現実はもっと大変なのではないかとも思った。
下の世話や、情緒不安定な症状を考えると、イライラするのではないか!?とも思ったり。
息子も孫も忍耐強いぁ、えらいなぁと感心。

キッスィ
キッスィさん / 2017年7月1日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

母をたずねて三千里のような話の洋画かと思いました。なんと邦画、認知...

母をたずねて三千里のような話の洋画かと思いました。なんと邦画、認知症がテーマですか。今まさに拙宅がこの状況。不思議な偶然。

竹中ちゃんの出演等、面白い場面を取り入れながら万人が共感できるよううまく作られた作品かと思います、ただ、現実はそんな甘いものではなく本当に大変です。あんなに簡単に施設に入れるかすら疑問。経済的な問題とか。その点、現実を知るものとしてはやや不満。

出演者が多様で楽しめます。知世ちゃんが愛情出演でびっくり。姉の貴和子さんも相変わらずお美しい。その他、こんな人たちも出てるのかと驚きます。すてな介護士が二人ほどいます。エロジジイの役が羨ましかった(笑)
原作漫画が読みたくなりました。

はむひろみ
はむひろみさん / 2017年1月27日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

母に会いに行きたくなる

僕は日本に住んでいる、家族に離れて違う国に来た。介護の仕事をしたいため、毎日 学校に通っている。このビデオを見た上で本当に母に会いに行きたくなった。子供の時に父が仕事のため一緒に暮らしないから母が一人で僕たちを育っててすごく大変でせつないことだった!
母にありがとうと言いたい僕!

Chyp
Chypさん / 2017年1月11日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

老いてゆく

誰もが通る道…
親の介護や自分自身の老後の事。

ある日突然気づく。
あれ?
今までと違う…何かがおかしい…もしや…

現状を目の当たりにし戸惑うのは当たり前。
グループホームに入所させるって後ろめたい気持ちもあるけれどお互いの為と割り切る事も大切な決断。

日に日に認知症が進む中で母は過去と現在の記憶の中をを彷徨う。
幼い日の思い出や辛かった日々…

そして息子を認識出来なくなる日が来る。
かなりショックな事だと思う。
忘れられる絶望感。
いつかこんな日が来ることを知っただけでも気持ちが楽になる。

母に精一杯の親孝行を。
息子の視点から描いている作品。

同じ境遇の仲間って大切だなぁと感じた。
1人で抱えずに何でも話せる環境作りって重要。
禿げ仲間ってのが笑える。

♪riko♪
♪riko♪さん / 2016年11月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

ハゲネタを押しまくる(笑)

が、原作に近い作りでアニメも挟んでくるし、何しろキャストが似ている(笑)

大変な介護をやんわりと描いて、無事に施設へと入所出来る流れは、現代社会では理想形ではなかろうか?

痴呆のお年寄りが外出し徘徊すれば危険は多いから、都会では在宅介護など不可能に近い。
ともすれば虐待となるような痴呆老人の介護を面白く描いている。
オレオレ詐欺の電話は面白かったし(笑)
同じくボケてる親戚を忘れてお茶をすするのにも笑ってしまった。
だから、本当に何も分からなくなる前に介護はプロに任せるのが良いと思う。
映画では楽しく美しく終わるが、そうでない結果も多いから、ファンタジーととられるかもしれない。
が、観客として観るならここまで
が良い。
リアルなだけの痴呆老人の介護物語では見る人が限られるし、救われないから。

うにたん♪
うにたん♪さん / 2016年5月11日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

岩松了推しなんで

悪くないけど恥ずかしいね(^^;;

mamagamasako
mamagamasakoさん / 2016年4月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

暗いよー ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

なんとなく漫画の存在はしっていましたが…
コミカルさをだそうとしてたようですが全然笑えるシーンがなかった
暗い気分…

客商売の職場で、認知症の人が徘徊?のような形で来て家族が迎えにきたのをみたことがあるのを思い出しました…

社会問題を上手に物語・映画にするのはすごいと思ったけど、
みてて楽しいと思える部分がひとつもなかった
身近な問題なので余計にそうなのかも…

こういう重い問題を、あの作者さんのまるいかんじの絵柄の漫画でみるから
まだ暗さが軽減されてよかったんじゃないかな、と思いました

とば
とばさん / 2016年3月17日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

心が温まる

介護の仕事を始めたばかりで勉強のためと二週間限定でこの映画が上映され、観に行きました。
この映画が大好きになり、DVDも何度も借り観ています

プラム
プラムさん / 2016年3月9日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

「ペコロスの母に・・」を観て

自費出版の漫画が原作というのも驚きだ。内容は涙ぐむ場面が何度も・・認知症の母親を介護する家族のストーリー。長崎が舞台で九州弁の良さと、原爆の落とされた過去が今に繋がっている。認知症は昔の大事な過去の思い出に生きるということかも知れない。きっとそうなのだろう・・

亮一君
亮一君さん / 2016年1月24日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 笑える
  • 鑑賞方法:TV地上波
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

心がほっこりしました。

原作の本を読んで、心がほっこりして、みつえおばあちゃんも可愛くて、映画化されると知って、嬉しかったです☆
映画も心がほっこり、泣ける映画です!
最後のランタンバックに写真撮影は涙が止まらなかったです。

ボケることも悪かことなかかもしれん。

心に響きました☆

ゆき
ゆきさん / 2015年2月19日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

丁寧に作られてはいるが若干間延び感あり

決して泣かせようと作ってないと思うが,劇場には笑いと鼻すすりの音が.原田知世さんは原作にはない?(自費出版版にあるのかも)役で,一瞬で出演終わりかと思ったらあとで回収されてた.若干間延び感あり.

ykono
ykonoさん / 2015年2月1日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

しあわせの映画体験

 認知症の母の見ている「夢」と主人公の現実の境界が徐々に消えていくように感じさせる編集。二つの世界が一つに溶け合っていくのを目の当たりにするという、まさに映画の醍醐味を味わう。
 笑って、泣いて、映画を観ることの幸福感に満ちた経験をすることができた。こういう邦画ならいくらでも観たい。日本映画もいいもだと思った。

よしただ
よしたださん / 2014年10月3日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

ボケるのもそんなに悪い事じゃないかもしれない

優しい映画だった。出て来る人みんな良い人で実際こんなに上手くは行かないのかもしれないけど、悲観的にならずに寄り添って笑って前に進むというのは正解じゃないかと思う。将来の心構えとして観るのに良いかもしれない。ボケて可笑しくなった思うのではなく、過去に遡って過去を生きているという見せ方が大好きだった。竹中直人の意味のないくだりが面白かった。

奥嶋ひろまさ
奥嶋ひろまささん / 2014年8月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  泣ける 笑える 楽しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

優しい映画^^

ボケてしまったお年寄りでも、心の中は、瑞々しい青春、誰の物でもない、その人だけのたった一つの美しい人生の思い出に満ちている。
お年寄りを大事にするという事は、そういう目に見えない、心を大事にする事なのかもしれない。

J417
J417さん / 2014年8月4日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

皆、自分の母に会いに行く

重度の認知症の老いた母と団塊世代の息子の親子愛を描き、2013年キネマ旬報日本映画第1位他多くの賞に輝いた秀作。

テーマは認知症、介護、老い、生死。
監督は名匠・森崎東。
それだけ聞くと何だか敷居が高そうにも思えるが、温かなユーモアとしんみりした感動を絶妙に織り交ぜ、誰もがすんなり見れる作りになっている。
60過ぎて漫画家デビューした原作者の実体験。
なので、一つ一つのエピソードがとても身近に感じる。母が汚れたパンツを家のあちこちに隠すエピソードなんてまさに実体験の表れ。
笑わせる所はとことん笑わせ(かなり笑える)、泣かせの場面は目頭を熱くさせ、森崎東のメリハリ利かせた演出が見事。
舞台の長崎の風情と方言、一青窈の主題歌も心地良い。

長いキャリアを誇る赤木春恵は、本作で映画初主演。“世界最高齢で映画に初主演した女優”としてギネスブックに認定。
お茶目でユーモラスで愛らしく、歳と人生経験を積み重ねてきた決して誰にも真似出来ない名演を披露。
堂々たる主演女優!

息子役の岩松了は、見事なハゲ頭!(笑)
冴えないサラリーマン兼売れない漫画家兼自称ミュージシャンという、風来坊のような憎めない親近感が沸く。
ちなみにタイトルの“ペコロス”とはタマネギの事。タマネギのようなハゲ頭の意味。
このハゲ頭が、母と息子の交流を温かくする。

亡き夫は加瀬亮、原田貴和子&原田知世の姉妹共演、老人ホームの面々は個性派揃い。
竹中直人は「トリック」の矢部ネタで笑わせる。

認知症が悪化していく母は、記憶の中の過去を徘徊する。
母の過去は、幸せだったとは言い難い。
酒豪で神経症だった亡き夫、貧乏暮らし、ピカドンの後遺症で死んだ友人…。
何故こうも辛い、悲しい過去を思い出す?
そうではないからだ。
皆、愛した大切な人、大切な思い出。
記憶が失われても心の奥底に覚えている。

今も愛する大切な人たちに囲まれている。
息子はうだつが上がらないかもしれないが、母を思う愛情はひとしお。
孫も面倒見てくれる。
老人ホームの従業員たちも温かい人たちばかり。

先日見た「桃さんのしあわせ」のレビューでも書いたが、こういうのって理想的過ぎかもしれない。
しかし、温かい親子愛、絆、交流が胸に染み入り、こうありたいと思ってしまうのだ。

私事だが、今母親が卵巣癌の治療で入退院を繰り返しており、色々思いながら見た。
尚、母の治療は回復方向に進んでます。

近大
近大さん / 2014年8月2日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

母を思い出しました…

母が末期癌で脳に転移し、モルヒネを打つ様になり、全く似た症状で、もう涙なくしては見れませんでした(T ^ T)
こんなに泣いたのは、久々で…なんだか母にあった気がします\(//∇//)\
赤木春恵さんが、本当に本当に素晴らしい演技で、最高の女優だと思います…
心が、母にありがとうと言っていました。
是非是非、騙されたと思って見て下さい(^^;;
母の気持ちがわかる最高傑作です\(^o^)/

ちい
ちいさん / 2014年7月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

原田姉妹の共演に感涙

ユーモアに富んでペーソス溢れる傑作。
原田貴和子・知世姉妹の共演に感慨ひとしお。
痴呆老人の介護生活は過酷なものだが、原作者が実体験を漫画化したものが原作たがら、痴呆老人あるある的なコメディーでありながら、愛情に溢れた家族物語になっている。
母親が自分を息子だと分からなくなった時の悲しさが、大げさでなくひしひしと伝わってくる。
母の若い頃の回想がシリアスに織り込まれる手法が、よい。

kazz
kazzさん / 2014年6月22日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

そんな時代もあったねと……

キネマ旬報ベスト10特集として
近所の映画館で演っていた作品。
なんでも2013年キネマ旬報ベスト10で
邦画第1位に選出されたそうな。

実は某誌があんまり好きじゃない自分だが、
劇場の端々でこの不可思議なタイトル
を聞いたり、好きなレビュアーさんが
高評価を付けたりしてたので
なんだか気になっていた作品。

* * *

白状すると、僕の場合、
開巻20分ほどは少しガマンが必要だった。
認知症で仕方無いとは分かっていても、
周囲に色々と迷惑をかけまくるあの
お婆ちゃんに結構イライラしてしまった訳で。
お客さんのほとんどはクスクス笑っていたので、
僕の器が小さいだけかしら。いやはや。

けれど、次から次に繰り出される
ユーモラスなシーンの数々に笑う内、
だんだんと彼女が可愛らしく見えてくる。
彼女の抱えた過去が見えてくると、
ますます彼女が好きになってくる。

* * *

彼女の話は後に回そう。
その他のキャラもみんな魅力的だった。

仕事はテキトーでエロ話にも弱い主人公の
ペコロスさん(呼び易いのでそう呼ぶ)の
気の抜け加減に笑って癒される。
どげんかなる~~♪のポジティブシンキング。

ペコロスさんの息子や親戚、友人たちも
ひとクセあるけど親近感の湧く人々ばかり。
この映画、主役だけでなく、その他脇役にも
しっかり目を向けていて、1人もおろそかに
扱っていない点が好印象。

例えば、介護施設の若い職員さんは
最初と最後では随分成長してるし、
温水洋一は介護への先入観が変わっていくし、
竹中直人は後半でアレを取っ払う(笑)。

誰も彼もが主人公達と共に心境が変化
していて、1人も記号的に扱われていない。
これって、作り手がこの映画まるまるに
愛情を注いでないと出来ない芸当だと思う。

* * *

しじゅう笑わせてくれるのだけど、決して
現実ばなれしたコメディ映画にはならない
バランス感覚の良さも◎。

それに、
長く生き続けること、それを見届けることの
苦しさや悲しさもちゃんと描かれている。

母親の若き日々を描いたシーンは
悲哀に満ちているし、主人公が病院の
階段で座り込んで落ち込むシーンや、
最後の橋の上での“集合写真”なんて、
もう涙が溢れてきて嗚咽を抑えるので
必死だった。

温かい笑いと涙でいっぱいなのだ、この映画。
その温かさの源は、辛い人生を生きながらも
自分を育ててくれた母への深い感謝なんだろう。

* * *

鞠で遊ぶ妹、遠くへ越した友、酒に溺れた夫。
たとえ見る/聞く/考える力は衰えても、
大事な記憶だけは最後まで残るものらしい。
それが幸せな記憶にせよ、辛い記憶にせよ。

波止場でのエピソード。
子どもの頃の記憶の中で、
両親に聞きたくても聞けない事。
そんな記憶、あなたには無いだろうか?

僕にはいくつかある。
ことさらに親に聞く事はしないけれど、
子どもには隠しておきたい苦しい
出来事も沢山あったろうと思う。

あんなに縮こまってしまった身体の中に、
あんなに多くの哀しみが詰まっている。

しばしば邪険に扱ってしまいがちだが、
父や母は自分より遥かに長い人生を
生き抜いてきたサバイバーな訳で。
その中で子どもが少しでも辛い思いをせずに
済むよう育ててくれた親には感謝しかない訳で。

車椅子のお婆ちゃんと
乳母車の赤ちゃんが出逢うシーン。
これも立場が逆転しただけ、育ててくれた
感謝を返してるだけと思えば気が楽なのかな。

* * *

実際に経験した訳じゃないけれど、介護って
そうそう楽なもんじゃないんだろうと思う。
介護がらみの暗いニュースも沢山伝え聞く。

けど、苦しい事を苦しいと言ってたら、
ますます苦しく思えるだけだし、
ペコロスさんも言う通り、
老いる事が悪い事ばかりとは限らない。

人生の“上澄み”だけが記憶に残るのであれば、
楽しく笑える時だっていっぱいあるはず。
中島みゆきの唄にもあるけれど、
辛い過去を笑い飛ばせる日だって来るはず。

もしもこの映画と同じような立場になった時、
ペコロスさんと同じぐらいにポジティブに
向き合えたらと願う。

<2014.03.08鑑賞>
.
.
.
余談:
にしてもこの映画のキャストの豪華なこと!
それに、若手からベテランまでみんな活き活きと
演じているように見えて楽しかった!

一番笑わされたのは竹中直人。
頭のことが話題になる度にハッと
息を呑むはやめれ(笑)。

浮遊きびなご
浮遊きびなごさん / 2014年4月9日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

可愛い母に愛に行く。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

キネ旬邦画作品1位になったので特集上映された。ラッキー!

ぺコロスとは何ぞやと思ったら、主人公の頭のことだったのね。
岩松了はさすがの演技力で飄々と息子を演じ、母親であるみつえ
を演じた赤木春恵ときたら、まぁ可愛いこと可愛いこと!
多くは認知症である母親の介護に重点を置いた作品でありながら、
所々に愛嬌のある笑い、日常の可笑を存分に取り入れた愛情作品。
取り立てて大きな渦波はないものの、介護というテーマと長崎の
風情と人情をコミカルに綴る、漫画独特の表現方法が活きている。
冒頭で、主人公の岡野さんが描くぺコロスと母の日常が出てくるが、
この絵を見て「まぁ、愛らしい」と思わない人はまずいないだろう。

身内を可愛く描けるのは、本人が愛情溢れる人物だからである。
なぜ離婚したのかは分からないが、ぺコロスも息子も実に温かい。
実際に介護を経験している方から見れば、なんて生温い!と思う
場面もあるだろうが、いやいや、よく観ていくと…結構辛辣である。
介護生活がいかに大変かは、これでもかと画面から伝わってくる。
その大変さをユーモアで巧く包んで生きる糧にしているのがいい。
認知症の母親も前向きなら、息子も孫もどこまでも前向きである。
振り返る過去も辛い出来事から懐かしい出来事まで悲喜こもごも、
それを切なくも楽しく思い返せるということが成長の証なのだ。
なんだかもう、極楽湯に浸かりながら説教されている気分である。

ハゲ三昧か^^;と思わせるオヤジたちの共演、仰々しい笑いもあり、
何やってるんだよ、この演出は。なんて思わせるシーンまである。
素晴らしい映画というより「そこそこの映画」なところも、またいい。
過去のファンタジーと現実の狭間で豊かに生きることができたら、
確かにボケることも悪いことばかりじゃないのかもしれない。
だけど、そんな風に思える主人公が、そう思わせるこの演出が、
母に「会いに行く」ことを「愛に行く」ことに変換して見せているのだ。

鑑賞中、まったく涙が出なかったが(予想外)
エンディングのラスト、ご本人と母親がおでこを合わせる姿で爆涙。

(原田姉妹、加瀬くんもよかった。そう、生きとかんば!何が何でも)

ハチコ
ハチコさん / 2014年2月23日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  笑える 悲しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

36件中、1~20件目を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi