劇場公開日 2022年5月13日

  • 予告編を見る

夏物語(1996)のレビュー・感想・評価

全6件を表示

4.5家のテレビで見ると「こんなん映画にするなよ」と思ってしまうが、映画...

2022年6月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

家のテレビで見ると「こんなん映画にするなよ」と思ってしまうが、映画館だとこれ以上映画な映画はほぼない。映画館で見られてよかった。素晴らしかった。技術や話の筋ではなく、ロメールの器なんやろなあ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kazuyuki chatani

3.0夏の三股恋物語

2022年6月4日
iPhoneアプリから投稿

ブルターニュ地方のリゾート地ディナールを舞台にした恋愛ドラマで、ドーヴィル辺りかと思ったら,もっと西の方でした。『春のソナタ』同様、海岸や建物などの風景の映像が美しくてリゾート気分が味わえます。一方、お話し自体は主人公の青年が節操なく三人の女の子の間をフラフラしているだけで、結構退屈しました。クレープ屋の女の子以外は、キャラがイマイチ分かりにくいのも感情移入しづらいです。エリック・ロメールが描く男性は、みんなこんな感じなのかな?役者では、メルヴィル・プポーは優柔不断で腰が据わってない感じがよく出ていました。クレープ屋の女の子役のアマンダ・ラングレの笑顔が印象的でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
シネマディクト

4.0自由な作風

2022年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今ではフランスでもこんな自由な作品は作られなくなった。
優柔不断な男が女性たちに翻弄される一夏を描いたものだが、くだらないようでつい、ほっこりさせられる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ドラゴンミズホ

4.0三枚舌外交からの大脱走

2022年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

ここブルターニュは地中海リゾートとは海と砂浜の位置関係が違うので色彩の光沢感や色味がひと味違うのに加え北大西洋海流の断片がドーバー海峡だけにドバッと流れているため微妙な湿気が夏の陽射しを乱反射させ青年の未熟で定まらぬ思考にも影響を与えているようだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ケセラッセーラ

3.0久しぶりにフランス映画を

2022年5月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
satio

4.5「本当の友情は、愛以上のもの…」

2022年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エリック・ロメール監督の<四季の物語シリーズ>第3作目。
ある青年のひと夏のバカンスで、恋愛・友情・出会い・別れなどを描いたホノボノした感動作。

一人の青年がギターを持って、誰もいない家にやって来るところから始まる。
この家、ロメール監督『海辺のポーリーヌ』に出て来た家にソックリ!

この青年ガスパールは、クレープ屋(カフェ)で店員女性と一言会話した後、その女性マルゴとディナールの浜辺で再会。何でも話せる良き友達となる。
ガスパールは本命彼女がスペイン旅行中で連絡が取れなくなって、彼女をひたすら待っている。マルゴはガスパールを友人達とのディスコ行きに誘って、ガスパールはやって来るのだが「集団がきらい」とのこと。
ガスパールは、そのディスコで出会ったマルゴの友人女性ソレーヌと海で再会して、ソレーヌの叔母の家に行って弾き語り。ソレーヌと熱烈なキス。
このソレーヌなる女性は、船に乗っている時に長くて黒い髪が風になびいて綺麗。
そして、ガスパールはソレーヌと付き合い始めて、マルゴとの友達関係も続いているところに、スペインに行って連絡つかなかった本命彼女レナがやって来て、平凡な日常の中で、凄いことになっていく……といった物語。

ガスパールなる青年が、女性たちと予定がバッティングして困るシチュエーションが楽しい…(笑)

この映画も、他のロメール監督作と同様、とても饒舌な作品で、
マルゴのセリフ「恋人じゃない友達でももつれることはあるのよ」とか、
本命彼女と思っていたレナが「出かけた先で、いつも男3~4人に付きまとわれていた。ブスになりたいぐらいだった」などの名ゼリフが見事。

ただ、本作でロメール監督が一番言いたかったのは、ソレーヌのセリフ「本当の友情は、愛以上のもの…」ということではなかろうか。
これはラストシーンに直結する。

ビーチ近辺を舞台に、自然体の風景であるかのように物語を綴ったエリック・ロメール監督、見事である。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいちぃ