SPIRIT（2003）

解説

親友の死によって人生を見失ってしまった青年が、南の島でのスピリチュアルな体験を通し再生するまでを描いた青春ドラマ。監督は、本作が劇場用映画初監督作となる大江利哉。脚本は、鈴木雄一朗と渥美志保の共同。撮影を「NOELノエル」の小林元が担当している。主演は「ROCKERS」の玉木宏。

2003年製作／78分／日本
配給：SPACE SHOWER PICTURES
劇場公開日：2004年2月21日

ストーリー

無二の親友・アラタを裏切り、彼の婚約者であるユリと秘かに愛し合うようになっていた青年・キョウ。だが、苦しさに耐えかね彼がその全てを告白した日、アラタは病に倒れ突然この世を去った。それから後、アラタの死に責任を感じ、自分の人生すら見失ってしまったキョウは、彼の分身であるサーフボードを、彼がずっと憧れ続けた、実在するかも分からないハワイ島のあるビーチへ流す為、ひとり、旅に出た。しかし案の定、ビーチはなかなか見つからない。そんな中、彼はコーヒー農園で知り合った、火の神・ペレの化身と言われる美少女・ラナに導かれ、遂にそのビーチへやって来る。そして、そこでサーフィンを体験した彼は、不思議な力によって心癒され再生すると、葬ることをやめたサーフボード＝アラタの魂と共に、帰国の途に着くのであった。