キシュ島の物語

劇場公開日:

解説

ペルシャ湾に浮かぶキシュ島を舞台に、イランで活躍する3人の監督が競作したオムニバス映画。イランではキアロスタミと並んで称される巨匠ナセール・タグバイが、海岸に漂着した外国製品のダンボールを恐れる妻とその夫を描いた「ギリシャ船」、建設現場で働きながら様々な方法でお金を稼ごうとする青年の日常をつづったアボルファズル・ジャリリ監督作「指輪」、ドアを担いで砂漠を旅する老人とその娘を描いたモフセン・マフマルバフ監督作「ドア」の3作品で構成。

1999年製作/77分/イラン
原題:Ghesse haye kish
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2001年8月4日

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受賞歴

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映画レビュー

3.0『ギリシャ船』、『指輪』、『ドア』。

2019年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1.いろいろなものが流れ着く難破船。今日はダンボール(日本の家電メーカーのものが多い)。のんびりとした海辺の暮らしの中、妻の様子が徐々に霊に取り憑かれたようにおかしくなってゆく。
 夕陽の海に浮かぶ難破船のシルエットが綺麗。

2.経済的理由から大学進学をあきらめ、キシュ島へ仕事を求めてやってきた18歳の男ハフェズ。海辺の一軒家で孤独と戦いながら、必死に働き金を稼ぐ。妹の結婚のための指輪を買うために・・・「学生よ!しっかり働けよ!」というメッセージだけ。

3.砂漠の中でドアを担いで歩く老人。黒やぎと娘。郵便配達員だけは、番地と名前を頼って手紙を届けに来る。男は何もかも売ってしまって、もはやドアと番地しか残っていなかったのだ・・・それにしても海が綺麗。

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kossy

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