アリスの出発

劇場公開日:

解説

思い通りにいかない現実を見つめながら、それでもポジティブに生きようとする女性の姿を見つめた青春映画。監督・脚本は本作で長編映画デビューのレティシア・マッソン。撮影は「H story」のカロリーヌ・シャンプティエ。編集は「ロベルト・スッコ」のヤン・ドゥデ。出演は「カドリーユ」のサンドリーヌ・キベルラン、「愛人/ラマン」のアルノー・ジョバニネッティ、「ゴダールのマリア」のティエリ・ロード、「ネネットとボニ」の監督クレール・ドゥニほか。

1995年製作/90分/フランス
原題:En Avoir (ou pas)
配給:オンリー・ハーツ
劇場公開日:2002年5月25日

ストーリー

北フランスの港町。26歳のアリス(サンドリーヌ・キベルラン)は、勤め先の缶詰工場をクビになり、新しい人生を始めるべくボーイフレンドと別れて荷物をまとめて町を出た。たどり着いたのはフランス第二の都市リヨン。ホテル暮らしをしながら仕事を探すアリスは、ある晩ホテルのバーでぶっきらぼうな青年ブリュノ(アルノー・ジョバニネッティ)と出会う。27歳のブリュノはかつてサッカー選手を目指していたが、その夢も破れ今は工事現場で働いていた。友人が働くホテルに身を寄せて自堕落な生活を送りながら、孤独な思いを深めてゆくブリュノ。アリスをサッカー観戦に誘った彼は、本気で彼女を好きになりかけている自分に気づくが、素直に告白することはできない。一方アリスもブリュノに惹かれながらも、その日暮らしを続けるブリュノと付き合うことに抵抗を感じていた。やがてアリスの新しい仕事が決まり、ホテルを去る日がやってきた。デート以来アリスの前から姿を消していたブリュノが、仕事先に現れてアリスに想いを告白する。ふたりは新しい人生の始まりを感じながら、街中で抱き合うのだった。

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