劇場公開日 1997年9月13日

「SFの最高峰」コンタクト Zeoさんの映画レビュー(感想・評価)

SFの最高峰

2017年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

興奮

知的

難しい

私の中では、SF映画No.1です。とても深い内容が語られており、「信じる行為」について鋭く迫っています。人がそれを正しいと受け入れる瞬間、論理的整合性だけでは埋め尽くせない少しだけの直感的飛躍を伴います。本作は、その認識の飛躍は検証しうるのか、それが叶わない場合には如何にしてその飛躍の正しさを信じ受け入れるのかを問います。原作者の思考は深く、宗教と科学という一件論理的に異なる構造を持つと思われる事項も、実はそれぞれで「確信を得るためには」同じ飛躍を必要とすることを示します。
「ヒトは一つ一つの行為を確認し、確信しながら時間という一方通行の流れに沿って生きています」
その一歩を進める判断に対して、「何を根拠に、あなたはそれを真実であると思うことができるのですか」と問います。

Zeo