デカローグ<第8話 ある過去に関する物語>
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デカローグ<第8話 ある過去に関する物語>

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解説

旧約聖書の“十戒”をモチーフに、人間世界の様々な問題、事件、感情、人間関係、運命を描いた10のエピソードからなる連作の人間ドラマ。それぞれ1時間ずつのエピソードで、当初テレビのミニシリーズを想定して製作されたが、ヨーロッパ各国の劇場で上映された。10の挿話はそれぞれに独立した作品となっているが、登場人物はいずれも同じワルシャワ効外の集合住宅の住人で、ある挿話の主人公が他の挿話に脇役として顔を見せる。監督は本作の評価がきっかけで国外に活動の拠点を移し、「ふたりのベロニカ」「トリコロール三部作(青の愛/白の愛/赤の愛)」のポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキ(95年死去)。製作のリシャルド・フートコフスキ、脚本をキェシロフスキと共同で手掛けるクシシュトフ・ピェシェヴィチ、音楽のズビグニェフ・プレイスネルは、いずれも以後キェシロフスキ監督の全作品に参加。全10話中第9話まで、それぞれ異なる役柄で登場する謎の青年はアルテュル・バルシス。ちなみに、第5話と第6話はそれぞれ劇場用長編映画に再編集され、「殺人についての短いフィルム」「愛についての短いフィルム」としてすでに公開済だが、構成やエンディングなどが異なるため掲載した。89年ヴェネチア映画祭国際映画批評家連盟賞、88年ヨーロッパ映画グランプリ受賞。

ストーリー

ワルシャワ大学で倫理学を教えるゾフィア(マリア・コシャルスカ)を、アメリカの倫理学者で彼女の著書を英訳したエリザベタ(テレサ・マシェスカ)が訪ねる。講義を是非見たいというエリザベタをゾフィアは喜んで歓迎する。講義で学生から倫理を巡る質問を集めるゾフィアに、学生が妊娠中絶をめぐる医師の判断の話(第二話の物語)をする。この倫理のジレンマを明快に解きほぐしたゾフィアに、エリザベタが第二の質問をした。時はナチス時代のワルシャワ。不正な洗礼に立ち会うことは神に対して偽りを述べることになるため、ユダヤ人少女の命を守るための洗礼の後見人になるのを拒んだカトリックの夫婦の倫理とは? 授業のあと、ゾフィアはエリザベタに言う「貴方があの時お嬢さんだったのね、無事でこんなに立派になってくれて嬉しいわ」。日が暮れて、二人は43年に初めて会った当時のゾフィアのアパートに行く。エリザベタは誰でも自分の命が大事なのだから恨んではいないというが、二人のあいだには張り詰めた時間が流れた。やがてゾフィアが真相を語る。あのとき自分たち夫妻が後見人になるのを拒否したのは宗教的理由からではなく、エリザベタをかくまうことになっていた地下活動の仲間が密通者だという情報があったからだった。だとしたらエリザベタは早晩ゲシュタポの手に落ちるだけでなく、組織の存亡まで危うい。しかし組織の安全のためにも当時のエリザベタに真相を語るわけにはいかなかった。エリザベタの問いそのものについて、ゾフィアの倫理になんらやましいことはなかった。ただその密通者だという情報はまったくの嘘であり、そのために善意にあふれた仲間を深く傷つけてしまったことは弁解のしようもない。エリザベタはその晩ゾフィアの家に泊まり、翌朝かつて彼女をかくまうはずだった男に会いに行った。今では仕立屋を営んでいる男(タデウシュ・ロムニキ)に彼女は心からの感謝を伝えようとするが、男はただ服の注文を訊ねるだけだった。...

作品データ

原題 Dekalog 8
製作年 1988年
製作国 ポーランド
配給 シネカノン
上映時間 55分

提供:株式会社キネマ旬報社

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