江戸小町 淫の宴

劇場公開日:

解説

男を巡る波乱に満ちた半生を送る女の不可解な性を描く。脚本は「性豪列伝 死んで貰います」の西田一夫、監督は「艶説女侠伝 お万乱れ肌」の藤井克彦、撮影は「色暦大奥秘話」の前田米造がそれぞれ担当。

1972年製作/70分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年9月27日

ストーリー

深川の海産物問屋・伊勢屋の一人娘の由美は、婿養子に迎えた新介と、由美の義理の母・お時との関係を知り、以前から好き合っていた漁師の辰吉と駈け落ちした。ところが、待ち合わせの場所で、ならず者の音二に強姦され、失意のうちに川へ身を投げた。しかし、丁度通りかかった船頭の松三に助けられるが、またも松三に強姦されてしまう。その夜、松三は酒の肴に当って死んでしまった。この時以来、由美と関係を持った男は必ず死んでしまう、ということが続いた。船宿ほ働いていた時知り会った坂本十郎太は、十郎太の同僚の高梨金吾が由美に手を出したのを怒って金吾に斬りかかり、二人とも相討ちで死に、夜鷹に落ちぶれた時、知り合った金兵衛は橋から落ちて死んでしまったのだ。さらに音二までが盗賊に殺されていた。これらのことが続き、自分の業に驚愕した由美は悩んだ末、尼寺へと駈けこんでいった。

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