火宅

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火宅

解説

人形アニメーションの世界的巨匠・川本喜八郎が、「大和物語」を原典とした能「求塚」を題材に制作した短編人形アニメーション。「鬼」「道成寺」に続く不条理3部作の完結編となっている。生田の里にあるという求塚を探して歩く旅の僧。やがて1人の里女が塚まで案内してくれることになり、そのいわれを語り始める。2人の男に求愛された莵名日処女(うないおとめ)は、どちらも傷つけることができず、入水して死を選ぶ。それを知った男たちは己を責め、互いに刺しあって命を絶つ。話を聞いた僧は、哀れに思い読経を行うが……。能役者の観世静夫(八世観世銕之亟)が語りを務め、世界的作曲家・武満徹が音楽を手がけた。特集企画「アニメーションの神様、その美しき世界 vol.2&3 川本喜八郎、岡本忠成監督特集」(2021年5月8日~、東京・シアター・イメージフォーラムほか)で上映(川本監督作5本を集めたAプログラム=80分で上映)。

1979年製作/19分/G/日本
配給:チャイルド・フィルム
劇場公開日:2021年5月8日

その他の公開日:1979年12月10日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

演出
川本喜八郎
原作
能「求塚」より
脚本
川本喜八郎
人形
川本喜八郎
アニメーション
川本喜八郎
峰岸裕和
大向とき子
吉田悟
秦泉寺博
美術
小前隆
徳山正美
原口智生
背景原画
壬生露彦
小道具
中川涼
撮影
田村実
録音
甲藤勇
効果
高橋巌
編集
相澤尚子
音楽
武満徹
語り
観世静夫
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映画レビュー

5.0自分の気持ちをしっかり!

2021年5月25日
Androidアプリから投稿

※星取りは苦手。なにか書きたくさせた時点で5つ星!

いや~面白く観たけども、
けども
それは人形の造作がいいし、
ナレーションの雰囲気もいいから、
てとこに寄っているかも?!

だって、二人の男性に言い寄られて
どちらにも決められない
理由は……
の流れなんだけども、
うないおとめの気持ちは
一度も語られない…
そりゃダメだよ、おい

ほーらね…言わんこっちゃない

という結末。
自分をしっかり持つこと
できれば仕事などしているといい
ヒマだからあんなことになるんだろうよ、と
働かざるもの恋すべからず!
だな。

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夜明けの花

2.0恋の炎

2021年5月17日
Androidアプリから投稿

悲しい

菜摘み女に聞いても噂は知れどだこにあるのか判らない求塚に纏わる菟原乙女(うないおとめ)の話。

兵庫県(摂津国)に伝わる菟原乙女の伝説をアニメーション化したものとのことで、不条理な悲恋のお話ではあるけれど、伝説に登場する3人の感情が負に振られ過ぎていてちょっと理解に苦しむし、更に追い打ちって…まあ、伝説だしそういうものと捉えなければならないのだろうけれど、物語としてあまり魅力を感じなかった。

そもそも、ストーリーよりもアニメーションそのものをみる企画ということは理解しているし、それ自体はどれも素晴らしかったですよ。本当に。

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Bacchus