ジャックと豆の木(1974)

劇場公開日:

解説

イギリスの民話「ジャックと豆の木」を動画化したミュージカル・ファンタジーで、スタッフは「クレオパトラ」など、元虫プロで活躍していた人々で、杉井ギサブローが監督している。

1974年製作/98分/日本
配給:日本へラルド
劇場公開日:1974年7月20日

ストーリー

森には朝霧が流れ、起きだしたジャックは、動物たちと牧場をかけまわって遊んでいる。ジャックは、おっ母さんとおいぼれの犬のグロスビー、牝牛のスロー、名前はまだないオンドリと暮している。乳の出なくなったスローをジャックが売りに行くことになった。その途中、ジャックは不思議な老人に呼び止められた。奇跡を起こすことのできる五つぶの豆と、スローを交換してくれ、というのだった。最初は断ったジャックだったが、あまり熱心に老人が言うのでとうとう取り替えてしまった。しかし、そんなジャックを怒ったおっ母さんは、豆を外に投げ捨て、ジャックをさんざん殴った。ところがその夜、奇跡が起こった。豆から芽が出て、急速に夜空めがけてのびていったのだ。ジャックとグロスビーは、その豆の木を登り、雲の上の城に辿り着いた。そこには城を支配している魔女のノワール夫人と息子で巨人のチューリップ王子、そしてノワール夫人に魔法をかけられ王子と結婚させられようとしている妖精のお姫さま、マーガレットが住んでいた。ジャックはノワール夫人と巨人が彼を食べようと競っいるうちに、グロスビーと、城のネズミたちに救け出された。このネズミはノワール夫人の魔法にかけられたマーガレットの家来なのだった。ネズミたちはジャックにマーガレットを救ってくれるように頼むが、ジャックは宝の倉にあった金貨と、金の卵を生むニワトリを持ち出し、家に逃げ帰った。家の庭ではグロスビーが、弱虫で卑怯なジャックに腹をたてて、歩き廻っていた。その時奇跡が起きた。グロスビーの口から人間の言葉があふれだしたのだ。グロスビーが歌う「これか男の道」を聞いたジャックはお姫さまを救おうと決心するのだった。翌日、マーガレットと巨人の結婚式。その式の最中、ジャックが飛び込んできて、マーガレットにキスした。魔法を解くただひとつの方法は、勇気のある男の子が、キスをすることだったのだ。結婚式をぶち壊されて気が狂った巨人は、ノワール夫人をふみつぶし、ジャックとマーガレットを追って暴れまくった。まともに向かってはかなわないジャックは、マーガレットにサヨナラを言って、グロスビーとともに、豆の木をつたわって逃げた。後を追う巨人。先に地面に降りたジャックは、豆の木を力いっぱい斧で切り倒した。二度とマーガレットには会えないが、それ以外に巨人の手から救ける方法がない! 轟音とともに、豆の木はくずれ落ち、巨人は地面に墜落して死んだ。その時、ジャックの耳に、マーガレットの、悲しみを込めた別れの歌が、聞こえてきた……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0二本立てで観たおまけの一本なのに同時上映された映画は思い出せずこの...

2016年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

二本立てで観たおまけの一本なのに同時上映された映画は思い出せずこの映画の断片と山本リンダの「ダメよダメダメ、ダメよ信じたらー」の歌声だけが記憶に残っている。ジャックの声優が市村正規と今知りビックリ。

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tsumumiki
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