四万人の目撃者
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四万人の目撃者

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解説

週刊読売に連載された有馬頼義の同名小説を映画化した推理映画。「晴れ姿勢揃い 剣侠五人男」の共同執筆者・高岩肇が脚色し、「正々堂々」のコンビ堀内真直が監督し、小原治夫が撮影した。

ストーリー

セネタースの四番打者・新海が三塁にすべりこんだ瞬間、死んだ。四万人の目撃者の一人、高山検事は、同じ目撃者の親友・笛木刑事と調べ始めた。死因は狭心症とされたのだが。家族は妻君の菊江と息子、それに菊江の妹の阿い子の三人で、経営する喫茶店はマネジャーの嵐、会計の田沼のほかに給仕が五人いる。高山が死体の解剖を申しこんだ時、阿い子が反対した。彼女の恋人、矢後捕手は新海の代りにレギュラーになった。四番として猛打した。が、“新海殺し!”という弥次でスランプになり、ひっこめられた。原島監察医の解剖の結果新海は、自然死とも、農薬による毒殺とも考えられた。菊江の話では、彼はビタミン剤を常用していた。部屋には矢後、嵐、田沼が出入り出来た。矢後が新海の最後に使ったバットを持ち去ったことも知れた。彼はどこかに姿を消した。例の喫茶店のレジー香代の話では、伊東にいる彼女の夫・卓造が新海を時々おどしていた。笛木は別の連続殺人容疑者・倉島を捕えた。が、証拠がない。彼が使った拳銃は喫茶店の女給・公子が拾っていたのだ。高山は笛木を誘い、伊東へ行った。同じ宿に矢後と阿い子が来ていた。彼の結婚要請に彼女は応じなかった。高山たちに二人は、ただ他殺ではないというばかりだった。阿い子にはもう一人、男がいるらしい。矢後の疑いは晴れ、笛木は手を引いた。高山は地検の木原検事正に打ち切りを説かれた。正月休みに、笛木が農薬関係の資料を調べ、高山は彼と伊東へ向った。卓造は死んだ魚から肥料を作っていて、頭がおかしかった。田沼から預っていた箱を押収すると、拳銃が十数挺入っていた。東京で再び倉島を洗うと、田沼や嵐と関係がある。ビタミン剤のことが割れそうになって、倉島は殺され、田沼も殺された。木箱を運んだ運転手も同様だ。皆、ビタミン剤に農薬Pを入れられて死んだのだ。--犯人は田沼・倉島・公子を操って連続強盗事件を起し、現場を見た新海を殺したのだ。残る嵐は、郷里の桐生に帰った。彼が軍隊時代、新海の部下だったことを知った。阿い子が失踪した。行方を追って高山は桐生に飛んだ。犯人は嵐だった。--無事だった阿い子は矢後と結婚するだろう。...

スタッフ

監督
脚色
高岩肇
原作
有馬頼義
製作
小松秀雄
撮影
小原治夫
美術
梅田千代夫
音楽
木下忠司
録音
堀義臣
照明
市村政次郎
編集
浜村義康

キャスト

作品データ

原題 Living Japanese Islands
製作年 1960年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 92分

提供:株式会社キネマ旬報社

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