MOTHER 最後の少女イヴのレビュー・感想・評価

MOTHER 最後の少女イヴ

劇場公開日 1993年12月26日
MOTHER 最後の少女イヴ

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オウム事件直前の社会のムードが分かる ネタバレ

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環境問題について考えさせる、子ども向け映画として作られたもの。
制作された当時(1993年)の空気が色濃く反映されており、二十年以上たった現在からみると、かなり奇異な印象を受ける。

この作品は、近代合理主義(理性重視・人間中心・科学万能)が環境悪化を招いたとして批判し、感性重視・自然回帰・宗教賛美を謳う。

例えば、劇中で、肉体が失われ「魂」となった「神」を、ヒロインが「願う」ことで目覚めさせ、ヒロインが「預言者」的に、「神」の言葉を代弁する。
そして、物語の最後には「神」によって人々の「魂」は「救済」され、「魂の集合体」となって、ヒロインの「魂」に ≪科学の力は不要である≫と語らせるのである。

これだけを見ても、当時の新宗教隆盛の影響を感じずにはいられない。

「近代を捨て、前近代に戻れ」と言わんばかりの内容であることに加え、その主張の正当性を「神のお告げ」(宗教性)に求めてしまったことで、現在に至っては、説得力がなく、現実味もないという悲しい作品になっている。

ヒロイン役の三石琴乃(セーラームーンの月野うさぎ、エヴァのミサトさん、ドラえもんののび太ママ)の熱演や、背景の作画、撮影技術(光の表現)など、良い点も多いだけに、普遍性のなかった脚本が悔やまれる。

森の人
森の人さん / 2014年6月24日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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