クマタカ 森の精

劇場公開日:

解説

日本に生息する猛禽類の中でイヌワシに匹敵する大型猛禽クマタカに魅せられ助監 た研究者たちによって長い年月に渡って取材撮影され、クマタカの未知なる生態を明かす記録映画。監修は、クマタカ生態研究グループの山崎亨。ナレーションは森本レオが担当。92年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第10位。

1992年製作/40分/日本
劇場公開日:1992年2月

ストーリー

2月中旬の福井県野坂山地。研究者たちは真冬の山に入り、“森の精”クマタカの繁殖活動の兆しを発見。3月下旬には、クマタカ夫婦が営巣木とする1本のアカマツで卵を抱く雌の姿が確認できた。春になると卵から雛がかえり、親鳥たちの子育てが始まる。雌は雛を温め、雄は狩りに出る。小鳥から獣まで森に生きる様々な動物たちを餌にするクマタカの雛は日毎に成長していった。しかし梅雨の晴れたある日、突然森に異変が訪れる。ヘリコプターが農薬を撒き散らし、木々は伐採され、山々は切り崩されていく。厳しい自然環境に環境破壊の問題も加わった森の中で、クマタカは懸命に生きていく。7月下旬、研究者たちは親鳥と同じ大きさにまで成長した幼鳥の姿を目にした。日毎に飛ぶ距離を伸ばしてある日飛び立っていき、その巣立ちは誰の目にも止まるものではなかった。

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