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解説

「宗方姉妹」に次ぐ児井英生プロの製作。原作は、小説公園掲載の丹羽文雄の小説「東京の薔薇」。脚色は「肉体の暴風雨」の館岡謙之助、監督は、「東京のヒロイン」の島耕二である。配役は、「帰郷(1950)」の木暮実千代、「処女峰」の二本柳寛、「決闘の河」の宇佐美諄、「東京ファイル212」の大谷伶子、その他入江たか子、香川京子、柳永二郎、日守新一などが主なるものである。

ストーリー

五味証券は、亡夫のあとをついで妻の幾子が女社長におさまり切りまわしていたが、社運は傾く一方であった。大阪北浜のボス山崎が乗り出して、自分の腹心渋川誠介を専務にすえてから、会社はようやく活気を取りもどすようであった。しかし聡明な婦人相談部の浅沼紀代は、渋川の就任は五味証券乗っ取りの第一歩であると見抜いていた。ある日東都新聞の記者瓜生は、女カメラマンの副島ルミをつれて、女性の新職業インタビューに五味証券を訪れ、紀代の知性美にひかれると共に、渋川に油断のならぬものを感じた。やがて山崎の上京によってその陰謀は具体化して来た。彼は幾子に五味証券の共同経営をせまるのだった。しかし紀代は渋川に接するに従って、彼が案外国人間味のある男であることを理解してきた。が、幾子から山崎の申し出に対する対策を相談されたとき、一身を投げ出しても五味証券を救おうとして、単身箱根にいる財界の巨頭岡島泰三を訪ね、融資に成功した。一方、新聞社から山崎の動きをつけることを命じられた瓜生は、箱根までそのあとを追って行って、偶然、岡島と紀代の姿を見て、これをひそかに写真に納めた。山崎は紀代のため第一策に敗北したので、こんどは渋川に命じて、五味証券の株を買い占めさせようとしたが、渋川は山崎の命にそむいた。そして、五味証券を去って大阪へ帰ることにした。その送別会の席へ、瓜生がとび込んで来て、写真を証拠に紀代が、純潔を棄てて岡島を抱き込んだのだといいがかりをつけようとしたが、渋川は紀代はそんな女ではないと断言して、紀代と再会を約しながら、東京をあとにしたのであった。...

スタッフ

監督
脚色
館岡謙之助
原作
丹羽文雄
製作
児井英生
撮影
平野好美
美術
藤田博
音楽
斎藤一郎

キャスト

作品データ

製作年 1951年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 70分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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