白髪鬼

劇場公開日:

解説

「大島情話」の清水龍之介の企画。「ぜったい愛して」の加戸敏が富田八郎との共同で脚本を書き演出に当たる。カメラは「天狗飛脚」の川崎新太郎。出演者は「盤獄江戸へ行く」の嵐寛寿郎の二役で「青春賭博」の霧立のぼる(二役)「三十三の足跡」の大友柳太朗が出演し、コロムビアの奈良光枝が特出する。

1949年製作/77分/日本
配給:大映
劇場公開日:1949年4月11日

ストーリー

新婚の夜、自動車事故で急死した大牟田敏清はその時死を免がれた妻るり子への思い断ち難くのろいの鬼となって蘇生した。というのはるり子とは金力結婚でるり子の愛情は恋人画家の川村にあったからである。大牟田の霊は川村のパトロン里見の体にのりうつった。大牟田とは知らないるり子と川村は里見の援助を喜んだ。大牟田の手先であるセムシの男がるり子とウリ二つのあき子という女を連れて来た。あき子も金の力で大牟田の部下となった。川村とるり子の楽しい仲に不気味な事件が起こり出した。川村はいろいろの幻覚に悩まされて狂人のように振る舞ったりした。大牟田はあき子がるり子にそっくりなのを利用して川村に近づけ、あき子とは知らず愛ぶする川村の姿をるり子に見せてるり子の悲しがるのを喜び、表面は優しくいたわった。心のウサ晴らしに里見になった大牟田はるり子を旅行に連れ出し、無理心中を計ったがならず、川村とるり子を結婚させて見ようと考えた。結婚式の日、式場は大風が起こりテーブルは倒れ、人々も一斉に倒れるという大騒動で大混乱を呈した。もちろん大牟田の仕業であった。大牟田はその混乱のうちにるり子を誘い出しいよいよ最後の手段としてるり子を殺害して共にあの世へ行こうとしたが、川村がかけつけて事なきを得た。二人の厚い愛情に圧倒されて大牟田の呪いも破れ再び永遠の眠りについた。

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