あの夢この歌
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解説

西條八十原作「歌の自序傳」を「恋する妻」の岸松雄と「誰か夢なき」「愛情診断書」の演出をした渡辺邦男が協同脚色して渡辺邦男が演出する。製作は「恋する妻」の井内久、撮影は「誰か夢なき」の友成達雄が担当。出演者は「金色夜叉(1948)」の斎藤達雄「愛情診断書」の宮川玲子、黒川弥太郎、清川虹子、「見たり聞いたりためしたり」以来の岸井明らと霧島昇、松原操らの歌手が特別出演する。西條八十の歌の集大成ともいうべき音楽映画。

ストーリー

--公衆道徳はユーモア列車から--と書かれたはり紙を他所に、買い出しとヤミ屋でごった返している客車の片隅で老詩人西條先生は、巨漢岸田に支えられながらもまれていた。ふと流れてくるメロデーに耳をかたむけると「誰か夢なき」で一団の楽士連が演奏している。その中岡島くみ子が「恩師西條先生の作詩東京の夜」を歌うといっているのが聞こえるが西條の全然知らない女だった。岸田とてその老人が西條八十とは知らないが親切に車内に連れて行くと、折から巡業中の霧島昇や黒木がいて驚き喜んで西條を迎えた。が、岡島くみ子はしょげかえる。しかし西條先生はそのユーモラスを面白く思ってとがめない。一般の乗客は朗らかな気持になって、バンドや歌手達に西條八十の東京行進曲より今日までの歌を演奏してくれとたのむのだった。「昔し恋しい銀座の柳……」の甘くやるせな女旋」律給」の歌い「新納鶴千代」「ルンペン節」そして「涙の渡り鳥」となった。西條がこの若き作曲家佐々木が「泣くのじゃないよ、泣くじゃないよ」の作曲に如何に苦心したかを説明しているころ、岸田がいじめられているサーカスの娘を救ってきた。「サーカスの歌」が唱われる。にぎやかな「東京音頭」「愛染かつら」「故郷の歌」と色々なエピソードを折り込みながら列車は進む、人々は民衆詩人西條八十の歩んだ途、その間の日本の運命をしのびながら明日への希望を胸に抱き、近づく東京の空をあおぎながら西條の新作の合唱に聴きほれていた。...

スタッフ

演出
渡辺邦男
脚色
岸松雄
渡辺邦男
原作
西條八十
製作
井内久
撮影
友成達雄
美術
梶由造
音楽
服部正
録音
村山絢二
照明
横井総一

キャスト

作品データ

製作年 1948年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 86分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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