おしどり笠

劇場公開日:

解説

「十三の眼」「手をつなぐ子等(1948)」の松山英夫の企画で「生活の樹」につぐ森一生の監督、撮影「逃亡者(1947)」の石本秀雄が担当。「三本指の男」の片岡千恵蔵と「長崎物語」「愉快な仲間(1947)」の折原啓子が主演する。「逃亡者(1947)」の月宮乙女「旅裝」の市川春代が助演する他小杉勇、杉狂児らが出演する。

1948年製作/84分/日本
配給:大映・京都
劇場公開日:1948年1月13日

ストーリー

夜の江戸藏前、戸倉屋の表は幔幕が張りめぐらされ、がやがやと人だかり。松平伯耆守のお部屋様に戸倉屋の娘おたかが腐れ縁に打ち込む新規の楔のための祝いごと。やがて迎駕がつくが祖父の彦右衛門は反対らしい。この時おたかの姿が見えなくなる。東海道を下ってゆくおすみ(おたか)、おかつ、おしんの三人連れの鳥追姿、目指すは追速堂島美濃屋へと、だがすぐ追手がさしむけられる。一方つばくろ藤太郎は戸倉屋の息子彦作のために身をくずした妹お雪を探しての道中をつづけるが飛脚三吉の口から戸倉屋の事件を聞く。藤太郎は立場茶屋で金助、おたか一行と知り合う。金助はお雪の行方を知っているが藤太郎の男振りに引きづられて話しづらくなる。金助、おたか一行は藤太郎の後へつづくが藤太郎は一人旅の方が好きらしい。ところが金助の一味であった小平、彌吉がおたかの素性を知って欲のために矢を入れるが藤太郎がいるので果たされない。やがて藤太郎は金助の涙によって妹お雪の所在がわかるがもはや臨終の床。居合わせたおたかが藤太郎に事情を打明けて兄の罪をわびるが藤太郎は母のもとへ引返す。その時おたかを追う一行は小平、彌吉を先頭にやってくる、だが藤太郎の忠言によって兄の彦作は改心するが聞かないのが松平家の家来達、おたかをさらってゆく。金助の伝言によってそれを知った藤太郎はおたかを助ける、やがて晴れた空に藤太郎の姿を追うおたかの晴れやかな顔があった。

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