破戒(1946 阿部豊)
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破戒(1946 阿部豊)

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解説

故島崎藤村の代表作『破戒』の映画化。久板の脚本で阿部豊が終戦後初めて演出した作品。戦争から帰還した大日方伝が久しぶりに出演した。(しかし東宝争議のため公開されず、その後松竹で木下恵介監督により再映画化された)

ストーリー

明治三十五年、信州飯山町の小学校に勤める教員瀬川丑松は、被差別部落出身の身分を隠していた。彼が何度目かに引っ越した蓮華寺には、可憐な娘お志保がいた。二人は何日のまにかほのかな愛情をもち合うようになった。その頃学校では、あと五ヶ月で恩給になる風間敬之進が、校長の一存で退職させられることになった。この処置に憤激した丑松は師範学校時代からの友人で、かつ彼を支持する土屋銀之助と一緒に、校長へ談じこんだ。しかしこれは無駄だった。校長は土地の代議士や有力者、県視学に取り入って、県から表彰の金メタルを貰って喜んでいるような男であった。それに県視学の甥である教員勝野文平は、全くの校長派で、事毎に丑松らと対立した。退職した敬之進と丑松は、その日の暮れ方村の居酒屋で飲んでいた。敬之進は酒がまわると、ポロポロ涙を流しながら、先妻の子である省吾とお志保が、不憫でならないと訴えた。省吾は現に丑松の教え子であるが、お志保は敬之進が今の妻をはばかって蓮華寺へ養女に出しているのだった。丑松は一切の事情をそこで始めて知った。ある日丑松は父親が危篤の電報を受け取った。彼の父は小諸の在で牧場をしている丑松には叔父の家で息を引き取った。その時父は丑松に被差別部落出身という身分を隠せと言う言葉を遺言に残した。丑松はその父の言葉を固く守ろうと決心したが、一方にはこうした世間の偏見から来る差別待遇に反抗する気持ちがあった。かえってこの偏見から世の中を開放するのがほんとうだとして当時の進歩的思想家で、自ら被差別部落出身を名乗り、あらゆる圧迫に敢然として闘っている猪子英太郎に私淑していた。たまたま猪子が小諸の講演会に来たので、丑松は訪ねその強い思想にふれ、大いに共鳴するものがあった。その小諸からの帰りに汽車の中で代議士高柳に会ったが、彼の連れている新妻は、丑松に見覚えのある顔だった。彼女はやはり被差別部落出身の者で、高柳は政治資金をうるため政略結婚をしたのである。果たして、丑松が村へ帰ると間もなく高柳が会いに来た。高柳は自分の妻が被差別部落出身だという事が分かると面倒になるから、何も知らぬことにしてほしい、その代わり丑松の身分についても黙っている、と頼みこんだ。しかし丑松はこの卑劣な申し入れを憤然として拒絶してしまった。高柳も怒って席を立ったが、やがて高柳の策謀で丑松の身分が、人々の耳に知れ渡った。学校では文平がこの時とばかり、丑松排撃の手を廻していた。文平はまたお志保に対して、いささか野心をもっていたので丑松を恋仇としても憎んでいた。お志保はお志保で、義理の父にあたる住職にまで、みだらな眼でみられ、寺にいたたまれず父の家に帰った。まだ丑松とお志保は心を打ち明けたことこそなかったが、お互いの気持ちはすでに通じ合っていた。丑松はますます苦しんだ。こうした丑松を絶えず激励するのは同僚の銀之助であった。猪子蓮太郎が飯山の講演会に来た。この講演最中に蓮太郎は血を吐いて倒れた。丑松はこの思想のために身命をかけて殉じた蓮太郎に、ひどく心をうたれた。丑松はいまこそ自分の身分を誰れはばかることなく、公然と語ることがてきた。そのため彼はやがて教職を追放されることになった。遂に父の遺言を破り戒を犯したが、彼の気持ちは明るかった。お志保にも身分と愛情を初めて告白することができたが、彼はお志保のためを思うばかりに、慕うお志保に別れる決心をした。いよいよ彼が、教え子の子供達に見送られ町を去る舟に乗ろうとすると、猪子夫人に連れられたお志保が彼を待っていた。二人の愛情を尊重した夫人の心やりからであった。...

スタッフ

演出
阿部豊
脚色
久板栄二郎
原作
島崎藤村
製作補
森田信義
製作
筈見恒夫
撮影
小原譲治
美術
北猛夫
音楽
早坂文雄
録音
神谷正和
照明
平田光治
助監督
市川崑

キャスト

作品データ

製作年 1946年
製作国 日本

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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