事件記者 姿なき狙撃者

劇場公開日:

解説

事件記者シリーズの第五話。脚色・西島大、山口純一郎、若林一郎、監督・山崎徳次郎、撮影・松橋梅夫といずれも同シリーズおなじみの顔ぶれ。

1959年製作/51分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年10月14日

ストーリー

おなじみ警視庁記者クラブも、大森の高級アパートに侵入したアベック強盗の女の方が逮捕されたくらいでは、あまり意気があがらなかった。ところが日報の菅ちゃんのところに「秀子を釈放するよう警察に伝えぬと、警官を殺す」という電話がかかってきたことから、相沢キャップや伊那ちゃん、山さん、八田老人などは色めきたった。秀子というのは大森の事件で捕まった女の名である。予告どおり大森の交番が襲撃された。薬筴の指紋から、犯人は前科のある赤靴のトミーというハイティーンであることがわかった。折も折、芝浦海岸でドナルドという外国人の射殺死体があがり、トミーの使ったのと同じ条痕をもつ弾丸が摘出された。タイムスの敏腕記者竹さんがこれを特ダネで抜いた。だがトミーは日報に電話してきて外国人事件とは全く関係がないと言ってきた。相沢キャップは大森のアパートを調べさせて、トミーに襲われた女大江蘭子が麻薬事件に関係があるのを知った。そこにトミーが、今度は自分が本当の殺し屋に狙われていると連絡してきた。どうやらこの事件の中心人物は、大江蘭子のパトロンの杉浦という麻薬売人らしい。遊園地にトミーを呼びだした菅ちゃんは、彼を自首させようとした。それを、杉浦一味が襲撃してきた。彼らは外国人殺しの罪をトミーに押しつけて葬ろうとしたのだ。その時、村田刑事部長や相沢キャップをはじめとする警官隊がかけつけて、ついに一味の首領、杉浦は捕えられた。

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