青い国道

劇場公開日:

解説

「忘れ得ぬ人」の西島大のオリジナル・シナリオを「港でうまれた男」の堀池清が監督する歌謡娯楽篇。撮影は「獣のいる街」の松橋梅夫が担当している。

1959年製作/52分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年2月4日

ストーリー

安田隆二は外国航路の船員を夢みながら、関門海峡の連絡船赤間丸で働いていた。船長の吉川は、今は亡き隆二の父と親友で、吉川の一人娘加根子は隆二と仲良しだった。隆二は捕鯨船に欠員があるのを聞き、申込んだが母の許しを得てこいといわれた。母のせつは夫を海難事故で亡くしてから、隆二の遠洋に出るのには反対だった。その頃、せつは吉川に隆二の自慢話をしていた。吉川は家に帰り加根子に隆二との結婚話をした。加根子は隆二が船乗りをやめるならといった。どうしても捕鯨船に乗りたい隆二は、捕鯨船の船底にかくれた。が、大友船長にみつけられつまみ出された。やけになった隆二は、バー・バッカスでゆかりという女給のことで船員と大喧嘩をした。この様子をじっとみつめている福村という男がいた。吉川・大友らの旧友が顔を合せた席上、吉川は大友に隆二の乗船を頼んだ。大友は母せつを口説きおとすことを条件に承諾した。トラックの運転手永見は、加根子に逢引を断られ、妹の千枝に彼女との結婚を頼んだ。乗船を許可された隆二は、父の墓に報告にいった。ところが留守中に船の出航が早くなったのを、母が隆二を心配するあまり、わざと知らせなかった。母と加根子の仕業と知った隆二は、加根子を殴りつけて家を飛びだした。これを知った吉川も二人を叱りつけるのだった。隆二はやけ酒の末、ゆかりから紹介された福村の船に乗り込んだ。福村は密輸のボスで、隆二に運転させて密出国を企んでいた。隆二は福村の正体を知ったが、彼の拳銃のため身動きが出来なかった。しかし、近くにいた永見の機転で福村は水上署に捕えられた。母のもとに帰った隆二は、加根子と婚約した。二人の顔は明るかった。

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