月は地球を廻ってる

劇場公開日:

解説

昨年のフラフープ・ブームに題材を求めた、喜劇映画。大川久男が脚本を書き、「都会の怒号」の春原政久がメガホンを取った。撮影も同じ「都会の怒号」の間宮義雄。音楽は「哀愁の高速道路」の山本直純。出演は「続 夫婦百景」の岡田眞澄、「紅の翼」の西村晃・小沢昭一、それに中島そのみ・新人中村万寿子ら。

1959年製作/46分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年1月22日

ストーリー

小さな宣伝会社、ハート宣伝会社のホープ市村君は、恋人雅子さんのことも忘れて、一生懸命新しい宣伝のアイディアを考えつづけている。三年も結婚を待たされた彼女。ところが市村君は中村まゆみなる女性とテレビ結婚式をあげてしまった。もちろんこれも宣伝アイディア、本物になったとたん、まゆみさんがシャックリをはじめて大失敗、その上雅子さんはこれが宣伝とは知らないから、泣き出す始末。市村君は重なる失敗にヤケになってしまう。もちろん雅子さんの誤解はとけたとはいえ、テレビ結婚式の相手役まゆみさんが今度は市村君に熱を上げてしまった。次の市村君のアイディア、月星デパートのフラフープ・コンテストに入賞し、一等当選の日本一周アベック旅行に市村君をつれ出そうと猛練習をつづける。いよいよコンテストの日、まゆみさんの妙技は他を圧し、恋人を奪われてはと決死の思いで出場した雅子さんを破ってしまう。だがまゆみさんは、雅子さんに声援する市村君を見て、今は自分の恋をあきらめた。日本一周旅行の切符を二人にわたし、まゆみさんはフラフープ・スターとして新しい一歩をふみ出した。

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