第3号倉庫

劇場公開日:

解説

「羽田発7時50分」の山崎巖の脚本を、「十代の恋よさようなら」の小林達三郎が監督、「船方さんよ」の間宮義雄が撮影した歌謡映画。牧真介・二谷英明・堀恭子・香月美奈子に、歌手の朝倉ユリが出演する。

1958年製作/49分/日本
配給:日活
劇場公開日:1958年10月8日

ストーリー

横浜のデパートで長谷良次の写真展が開かれた。会場には良次の弟宏の恋人美津が来ていた。宏も写真家としての才能を持ちながら、持前の放浪癖でドラマーになると神戸に行ったまま、一年も便りがなかった。その頃、横浜駅に人目をさけるように宏が降り立った。すぐさま第3号倉庫に来いと美津を呼びだした。宏は一本のフィルムを美津に手渡して、どこかに立去った。疾走する宏の乗ったタクシーの前に、車が横づけした。神戸から宏の後を追って来たジョウと高井だった。宏は四、五枚の写真を二人につきつけた。それはジョウたちの密輸の現場写真だった。良次と美津はフィルムの包紙から、宏の行方を探した。一方、ホテル・ニューグランドの一室では、マックが例の写真をみていた。マックはジョウと高井に宏からフィルムを取りもどせと命じた。二人は神戸で宏を愛していた踊り子のあけみを探した。良次たちもブルースカイの踊り子ユリとあけみを尋ね、宏のことを聞き出した。宏は神戸で花形ドラマーだった。あけみのことで地廻りと喧嘩して、左手を傷つけそれから悪の道に入ってしまった。あけみがアパートに帰ると、そこに宏が来た。宏はあけみに美津からフィルムをもらって来てくれと頼んだ。フィルムを持ったあけみの後を良次と美津、その後をジョウたちが追った。宏は念のためもう一本フィルムを複写して残しておこうといっている時、マックたちが飛びこんで来た。宏はマックの巣に連れ去れた。問題のフィルムはすり代えられていた。マックはフィルムと交換に宏の命を助けてやるという。宏は第3号倉庫でフィルムを渡すと約束した。そこで宏は美津や良次から自首するようにすすめられた。その時、マックたちは三人を囲んだ。そして激しい格闘が展開された。追いつめられた三人の耳に、パトカーのサイレンの音が聞えた。あけみが警察に急報したのだった。宏をのせたパトカーが遠くに走り去るのを、あけみはじっとみつめていた。

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