お笑い三人組

劇場公開日:

解説

NHK・TVの人気番組名和青朗原案の「お笑い三人組」の映画化。脚本は鈴樹三千夫、監督は「少女と風船」の吉村廉、撮影は同じく「少女と風船」の峰重義。出演は江戸家猫八、一竜斎貞鳳、三遊亭小金馬のお馴染三人組を中心に、柳沢真一、天路圭子、稲垣美穂子、藤田安男など。

1958年製作/52分/日本
原題:The Jolly Trio
配給:日活
劇場公開日:1958年6月10日

ストーリー

あまから横丁の住人で揃いも揃って間抜けのお人好し--パン屋の六さん、保険外交員の良夫さん、酒屋の金ちゃんの三人に、警察から呼び出しがかかった。おそるおそる出頭した三人に、係員が手渡したのは、六つ位の男の子紋太である。首に吊した荷札によると、紋太は大財閥の御曹子なのだが、故あって一カ月、ひそかに他人に預って貰いたい、ついては人情篤志家で名高き三人組に是非、というのである。お礼はたっぷり、と聞いて、三人は紋太を連れて帰った。ところが、この紋太すこぶるつきの腕白小僧だった。それに、シャンペンをラッパ飲みして酔っぱらい、喋るところによると、大財閥の御曹子とは真赤なウソであった。紋太の姉サチ子は貧乏劇団の歌手で、子供の時別れた母を探しに九州へ行っている、というのだ。一パイくわされたと怒った三人は、紋太を捨てることにした。が、どこに捨てても紋太は、タクシーで帰って来てしまう。三人は、さんざん手こずりながらも、紋太に愛情を感じ始めるようになっていた。折も折、南米に行っている紋太のおじいさんが莫大な遺産を残して死んだという通知が舞いこんで、形勢は逆転した。と、紋太の母親と称する女性や、親戚と称する連中がワンサと押しかけ、三人はその整理に眼を白黒。そのスキに、紋太が誘拐されたのである。たまたま金をゆすりに来た悪漢を尾行、三人組はやんちゃな紋太にすっかり顎を出している悪漢を捕えた。思いがけぬ財産を得、幸福をつかんだ姉弟は、喜びのうちに抱き合ったというわけだ。

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