アンコール・ワット物語 美しき哀愁

劇場公開日:

解説

「ひばりの三役 競艶雪之丞変化 (前後篇)」の渡辺邦男が、自から原作、脚色、監督した恋愛ドラマ。撮影も例によって渡辺孝である。主演は「遥かなる男」の池部良、久し振りに安西郷子と山口淑子。ほかに、東野英治郎、竜崎一郎、田崎潤、山田真二、青山京子、雪村いづみ、田中春男や香港の女優ツン・フンなどが助演。

1958年製作/94分/日本
原題:The Princess of Angkor Wat
配給:東宝
劇場公開日:1958年3月25日

ストーリー

河井俊一はカンボジアへ自分の“想い出”のためにやってきた。彼はアンコール・ワットで終戦の報を聞くまで、そこの日本軍守備隊の小尉として勤務していた。終戦の頃七歳のカンボジア王女と親しんで、彼女を安全な場所へ送り届けた時、頬に接吻されたことがある。その妹のように思った彼女の成長した姿--いや、思い出の地アンコール・ワットを、一目見たかったのだ。カンボジア王女コラット姫は美しく成人し、国中の憧れと誇りになっていた。街で、ふと知り合った娘が、当のコラット姫の原住民に変装して下情視察にきた姿だとは知らず、河井は二人でアンコール・ワットへ来た。ワットで、河井は自分の“想い出”をコラットに話す。コラットは何度も自分の素性を明し、彼の腕の中へ飛びこもうとした。そのまま別れて王宮に帰ったあとも、コラットは、家庭教師アンジェラに河井あての手紙を託したりした。河井も、その少女のことが忘れられなかった。河井は招かれて王宮へ行き、そこで始めてコラットが王女であることを知った。彼はカンボジア永住をすすめられた。が、彼は祖国を忘れられぬと、そのまま自分の思いを抑えた。彼が旅立つ日、姫は自分が少女時代からしていた胸飾りを河井に与えた。河井はアンコール・ワットの絵画を姫に残した。--アンコール・ワットのコラット姫にまつわる伝説が新しい語り草になった。

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