遊侠五人男

劇場公開日:

解説

オール読物所載の川口松太郎の原作を八尋不二が脚色、「雪の渡り鳥」の加戸敏が監督した股旅もの。撮影は「森の石松(1957)」の武田千吉郎。主演は「雪の渡り鳥」の長谷川一夫、「月姫系図」の市川雷蔵、阿井美千子、田代百合子、「清水港喧嘩旅」の勝新太郎、「桃太郎侍(1957)」の木暮実千代。それに梅若正二、中村玉緒、近藤美恵子、黒川弥太郎。色彩は大映カラー。

1958年製作/85分/日本
劇場公開日:1958年1月15日

ストーリー

野州無宿の徳次郎は、恋人のお千枝が父のイカサマ博奕のかたとして悪人沢井米五郎の乾分に拉致されたが、これを腕づくで救い出した。が、この不始末により徳次郎の親分佐原の又四郎は、米五郎が旗本松平与八郎を斬った罪を代りにきて郡代のお手先妻木兵三郎の宰領で江戸送りとなる破目になった。一方、又四郎の乾分で徳次郎の兄貴分である駒木野の源八は、代参で身延に行っていたが彼を慕うお藤の口から親分の危機を聞いた。しかも米五郎が殺した松平は彼の伯父であった。源八は親分又四郎の奪回をはかり道中にその軍鶏駕篭をとらえた。しかし警固の兵五郎に彼は制止された。兵五郎と源八はかつての道場友達であった。兵五郎は源八に、親分を助けたくば米五郎を捕え江戸郡代屋敷へ連れてこいと助言した。源八は米五郎を求めて必死に旅をつづけた。途中お千枝と夫婦気取りで行く徳次郎を見つけ、その横っ面を張って同行させた。そのころ米五郎は源八の弟分、韮崎の佐吉のもとに隠れていた。佐吉は養子の身で、先代の義理から米五郎を置いていたが、そこへ心当りをつけ源八らが現れた。兄弟分の佐吉は源八の顔を見るや、米五郎討取りの手筈をそっと教えた。源八は米五郎に立向った。が、米五郎は逃れ去った。米五郎を追う源八らは彼が江戸、吉原へ向ったことを知った。やがて江戸吉原。遂に源八、徳次郎、佐吉の三人は米五郎を見つけ、彼の乾分と大乱闘。急を聞いて兵三郎も駈けつけた。米五郎も今は観念した。その米五郎を見て源八は「花の吉原、血の雨降らすが本意じゃねえ」と刀を収め、親分又四郎を先に立て颯爽と引揚げた。

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