江戸の小鼠たち
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江戸の小鼠たち

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解説

貧困と飢餓に苦しむ江戸の街を背景に、大人への反抗から暴れ回る若者たちの姿を描いた村上元三原作の時代劇。「素浪人忠弥」の棚田吾郎が脚色、「月下の若武者」の冬島泰三が監督、「殺したのは誰だ」の姫田真佐久が撮影した。主演は「鷲と鷹」の長門裕之、「危険な年齢」の津川雅彦、「誘惑(1957)」の芦川いづみ。ほかに「白夜の妖女」の木室郁子、「池田大助捕物帖 血染の白矢」の美多川光子、それに坂東好太郎、澤村國太郎など。

ストーリー

鼠小僧が処刑された頃、江戸の町には飢えた貧民がさまよい、乞食と夜鷹があふれていた。一方ではそんな江戸町民の困窮をよそに、やくざが跳梁し、私腹を肥す役人が大手をふって闊歩していた。両国広小路の長屋に住む、次郎吉と勘太は怪盗鼠小僧に憧れ、いっぱしのチンピラ気取り。今日も重右衛門一家の秀松といざこざを起し、幼馴染の水茶屋のおきんになだめられて大むくれ。そのおきんのところへ、父の金をくすねては池田格三郎という若侍が通って来た。次郎吉の家では、父の藤蔵は働くには職がなく、連日の賭場通い。気立ての優しい姉のおさよはただオロオロするばかり。重右衛門は悪徳御用商人島屋吉兵衛と組んで、次郎吉たちのいたずらを種に長屋を取払って、盛り場を拡げようと企らんだ。そのため次郎吉は長屋中から冷い目でみられた。やけになった次郎吉は長屋を飛び出し、重右衛門の身内になった。一方、格三郎は権力の前にはまったく無気力な、腐敗した武家社会に嫌気がさし、おきんの家の居候になった。その頃、次郎吉の初の賭場が開かれ、そこに来た藤蔵と勝負し、無情にも負かしてしまった。重右衛門は博奕に貸した金のカタにおさよを寄こせと藤蔵に無理難題。追いすがる藤蔵は、秀松たちに殴り殺されてしまった。勝負に勝った次郎吉は、その勝負が重右衛門のイカサマとわかり、父がそのために殺されたのを知った。重右衛門に盃を返して、親の仇を討ちにのりこんだ次郎吉は、多勢に無勢で窮地におちいった時、重右衛門の密貿易の確証を握った格三郎と、同心加田三七が駈けつけた。無事に父の仇を討った次郎吉は真面目な職人に更生したが……今日も両国の盛り場にはチンピラたちが派手な喧嘩を繰り展げていた。...

スタッフ

監督
脚色
棚田吾郎
原作
村上元三
製作
水の江瀧子
撮影
姫田真佐久
美術
西亥一郎
音楽
渡辺浦人
録音
古山恒夫
照明
安藤真之助
編集
鈴木晄

キャスト

作品データ

原題 Rats of the Town
製作年 1957年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 96分

提供:株式会社キネマ旬報社

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