誓いてし

劇場公開日:

解説

梅田晴夫のラジオ東京連続放送劇を「くちづけ(1957)」の舟橋和郎が脚色、「哀愁列車」の枝川弘が監督した。撮影は「湖水物語」の秋野友宏。主演は「誘惑からの脱出」の根上淳、「夜の蝶」の川上康子、近藤美恵子、「「夢に罪あり」より 処女」の上原謙。ほかに柳永二郎、三宅邦子、月田昌也など。色彩は大映カラー。

1957年製作/95分/日本
劇場公開日:1957年9月14日

ストーリー

銭村美容室に働く野々垣苑子は、尾瀬沼へハイキングに出かけて知り合ったアジア建設の技師久慈健と恋仲になった。だが、アジア建設の根岸社長は久慈の亡父の親友であり、その娘浅香は久慈を慕っている。一方、苑子も恩義あるマダムの弟隆一の求婚を無下に断りきれない立場にあった。そんなある日、ソ連に抑留されていた苑子の父三平が帰ってきた。シベリヤで久慈の父草一郎の臨終に立ち会った三平は、根岸社長を訪ねて、草一郎が発明したアーチダム式の特許権を、息子に返して欲しいという遺言を伝えたところ、根岸社長はそれに応じないばかりか、久慈をタイ国のダム工事場へ派遣することにきめた。薄暮の赤坂離宮で久慈と苑子は別れを惜しみ、将来を誓い合うのだった。久慈が出発する日、特許権の問題で久慈の母を実家に訪れた三平の発病のため、苑子が羽田空港へ駈けつけたときは、すでに旅客機が飛び立ったあとであった。それから間もなく、苑子は神宮外苑で隆一にいどまれたが、父と親しい箏曲の師匠中田松風に助けられた。タイ国に出張中の久慈が工事場で殉職したと誤報されたのは、苑子が父を失い、隆一の一件から美容室をやめたばかりのことである。その後、人生の荒波にもまれ抜いた苑子は、想い出の尾瀬沼で死んだとばかり思っていた久慈と再会し、ひしと抱き合うのだった。

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