愛ちゃんはお嫁に
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愛ちゃんはお嫁に

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解説

鈴木三重子のヒット・メロディ「愛ちゃんはお嫁に」に取材した歌謡メロドラマ。「川上哲治物語 背番号16」の池田一朗が脚本を書き「青い怒濤」の小林桂三郎が監督、「女子寮祭」の藤岡粂信が撮影した。主演は「私は前科者である」の高田敏江、「青春の抗議」の坪内美詠子、「最後の突撃」の三島耕、「孤独の人」の青山恭二。ほかに市村俊幸、細川ちか子など。

ストーリー

村一番の暴れ者勝治も、愛子という恋人が出来てからは、すっかり人が変ったようにまじめになり、いまでは山を切り開いてリンゴ山を作っていた。勝治と愛子は結婚を誓い合って、勝治が一人で住むリンゴ山の堀立小屋での逢瀬を楽しんでいた。--ところが鎮守の祭があと二、三日にせまった日、東京でパーマネント屋をやっているお米ばあさんが、愛子の婿を連れて村に来るという電報が来た。勝治と別れて、リンゴ山から戻った愛子は、母のお正にお米の甥っ子太郎と見合してくれと頼まれ愕然とした。だが、はじめ拒み続けた愛子も母親の立場を考え、形なりにも見合いをすることにした。お米が太郎を連れて来た。分家一同が本家の愛子の家に集った。太郎の評判はよかった。愛子がそのことで勝治といい争ってリンゴ山から駈け下りて来た頃は、みんなはもう太郎と愛子の結婚をきめてしまっていた。愛子は泣く泣くこれに従うより仕方がなかった。これを知った勝治は自棄になる、また昔のように酒を飲んで暴れはじめた。けんかして体中、傷だらけの勝治を愛子は見つけ駈け寄った。愛子の本心を聞いた勝治は一緒に駈け落ちしようという。愛子は決心した。だが、約束の時間に家を抜け出そうとするところへ母のお正に見つけられたが、お正は止めようともせず、かえって幾許かの札束を渡すのであった。一度は外に出た愛子は再びお正の許に帰って来た。母親の愛情に打たれて自分の愛を犠牲にしたのだ。でしゃばりお米に連れられて愛子が東京に行く汽車を、勝治は愛子の妹ルイ子と共にリンゴ山のてっぺんから涙をこぼしながら送った。心の中で愛子の幸せを祈りながら--はるか彼方を、おもちゃのような軽便列車を、彼は、いつまでもみつづけていた。...

スタッフ

監督
脚本
池田一朗
製作
茂木了次
撮影
藤岡粂信
美術
西玄一郎
音楽
長津義司
録音
沼倉範夫
照明
森年男
編集
中村正

キャスト

作品データ

製作年 1957年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 76分

提供:株式会社キネマ旬報社

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