家庭教師と女生徒

劇場公開日:

解説

“面白娯楽部”連載北条誠原作の映画化で「オーケストラの姉妹」の橋田寿賀子が脚色し、「緑なる人 (二部作)」の田畠恒男が監督する青春篇。撮影は「三羽烏再会す」の布戸章。主な出演者は「花ふたたび」のコンビ菅佐原英一と小山明子、「醉いどれ牡丹 前後篇」の山鳩くるみ、浅茅しのぶ、ほかに井川邦子、沢村貞子、市川春代、東山千栄子、北竜二、永井達郎など。

1957年製作/79分/日本
劇場公開日:1957年1月9日

ストーリー

高校生の石原順子は、日舞の石原流後継者として祖母から厳しく仕込まれていたが、ために学業はおろそかになり卒業さえあやぶまれる。しかも跡目相続の披露を兼ねた公演会は間近い。順子は友達小峯康子の誕生日に招待された折、康子の家庭教師をしている大学生の藤本を紹介され、好意を抱き合うようになる。康子のすすめで順子も一緒に勉強をみて貰うことになり、彼女は因習の強い我家を離れ、小峯家を訪れるのが唯一の楽しみとなった。公演会の費用のことから、良くない噂の多い永住と結婚させようとする姉の執拗な態度に、順子は箱根で養生中の母の許へ逃げたこともある程だった。順子と藤本の接近を快く思わぬ康子は、ことよせては藤本を誘い出す。こうした娘の態度に康子の両親は彼を馘にした。途方にくれてアパートに戻った藤本の前には、永住のことから姉や祖母と衝突した順子が家出して来ていた。孤独な二人はその夜、結ばれた。だが翌日、祖母が急病で倒れたと内弟子のお遊が順子を迎えに来る。再起不能を宣告された祖母の姿に、順子は舞踊に一生を捧げようと決意、九州に就職の決った藤本の同行申し出を断わる。藤本が旅立つ日、順子の公演会が開催された。衣裳をつけて出を待つ順子の手には、成功を祈るとの藤本の電報が握られていた。

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