緑眼童子(二部作)
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緑眼童子(二部作)

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解説

正義と平和を愛する若き剣士緑眼童子が強く正しい若人の勝利を謳歌する。角田喜久雄の小説から「復讐侠艶録」の土屋欣三と「隠密秘帖 まぼろし城」の松本憲昌が共同で脚色、「海の百万石」に次いで内出好吉が監督する。撮影は、「日輪太郎 (二部作)」の藤井春美。主な出演者は「風雲黒潮丸」の伏見扇太郎、「復讐侠艶録」の三笠博子、「水戸黄門漫遊記 人喰い狒々」の月丘千秋、その他、原健策、三条雅也、徳大寺伸、阿部九洲男、岡譲司など。「緑眼童子」(1956年9月18日公開 50分)「緑眼童子 解決篇」(1956年9月26日公開 51分)。

ストーリー

第一部・神変からくり屋敷--宝暦五年の江戸。因州新田藩、松平家に仕える身を浪人してから二十年今は江戸で漢学の塾を開いて、一子小次郎の成長を見守る前島三郎兵衛。その頃、藩主伊勢守の嫡男松太郎が不慮の死を遂げ、次男梅次郎も行方不明。後添えの奥方お光の方は自分の子に跡をつがせるため、江戸家老諸岡勘解由と暗躍。だが伊勢守は、松太郎に事故ある場合、正統たるべしとの一札を梅次郎が持つことを楯に、一味の申し出を拒否。梅次郎の妹春姫は乳母お峰と協力、兄の行方を探し求める。春姫の侍臣安藤右門は梅次郎探索の中、暗殺者黒田軍兵衛の手にかかり、行方を突きとめたとみられる泉伴内も梅次郎行方の鍵、水晶の玉諸共軍兵衛の凶刃に倒れる。事件を知った小次郎は、幼馴染お妙の兄で八丁堀与力、矢崎数之進と共に事件を追求。この頃、緑眼童子と名乗る快剣士が現われ、悪人一味に挑戦し、活躍を始める。ある夜、小次郎は父を訪ねて来たお峰の姿に疑念を抱くが父は無言。彼は春姫の別邸にお峰を訪ね事件の総てを知るや、悪人の巣窟、本所のからくり屋敷に乗込み、危険を冒して遂に目当の泉伴内の死骸を探し出す。だが死骸の眼にはめられた水晶を抜き取らんとした時、又もや一味に発見されてしまう。完結篇・風雲霧がくれ城--小次郎危うしと数之進へ急報したのは以前から行動を共にする少年チョン助。軍兵衛一派は殺到する捕方を尻目に本拠を脱出。砕かれた水晶玉から現われたのは梅次郎から春姫に送られた便り。彼は世捨人として、武田家滅亡の際家臣百人がこもった雲取山で、百人衆の長新左衛門や娘お品と平和に暮しており、家督を継ぐ意志なしというのだ。春姫は兄説得のため小次郎やチョン助、お峰を伴い江戸を発つ。後を追う軍兵衛一味。妹との再会を喜ぶ梅次郎も、再び醜い殿様の世界へ戻ろうとはしない。一方、お品に恋する山の若者源八を軍兵衛は利用し、小次郎らおびき出しの人質として春姫を誘拐させる。激怒する百人衆を押えて、軍兵衛の許に乗込んだ小次郎と梅次郎。春姫は奪還したが、代りに捕われた梅次郎が、あわや斬られんとした時、身替りにと飛びこむお品。春姫誘拐の現場を見たチョン助を殺そうとした源八は江戸から駈けつけた数之進に斬られ、道連れにお品を刺して共々絶命。脱出を計る軍兵衛一味は緑眼童子の追撃で全滅。喜ぶ伊勢守の病室に現われた童子は覆面を取って小次郎の正体を現わし、お峰に「母上」と取りすがる。やがてお妙と肩を並べて松平家を去る小次郎の姿。じっと見送る春姫の瞳には涙が溢れていた。...

スタッフ

監督
脚色
土屋欣三
松本憲昌
原作
角田喜久雄
企画
大森康正
撮影
藤井春美
美術
塚本隆治
音楽
高橋半
録音
石原貞光
照明
和多田弘

キャスト

作品データ

製作年 1956年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 101分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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