スタジオは大騒ぎ

劇場公開日:

解説

撮影所を舞台に、男女スターの歌や隠し芸を織りこんだ娯楽篇。ヘリコプターによる撮影所の俯瞰撮影から始まり、ロケ・バスの出発、オープンセット撮影の紹介、本読み風景、スクリーン・プロセスとミニチュア撮影、ステージのセット撮影などの合間に、出を待ちながら雑談する俳優を捕えたりするというスタジオ紹介映画である。クライマックスには「男女優軍対抗・紅白歌合戦」があり菅原、若尾、山本の他、青春スター総出演で歌のパレードがステージ一杯にくりひろげられる。脚本北田一郎、監督は「娘の修学旅行」の水野洽、撮影担当は「現金の寝ごと」の宗川信夫である。

1956年製作/48分/日本
劇場公開日:1956年8月14日

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映画レビュー

2.5若尾文子出演作だが、最近発売された「赤い天使<4K版> Blu-r...

2023年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若尾文子出演作だが、最近発売された「赤い天使<4K版> Blu-ray」に、蔵出し映画として発売されるまで「作品名はBlu-ray購入してのお楽しみ」とされていたのが本作。
ただ、1時間前後の映画を同梱とのことで、「この作品」だと思っていた(笑)

そして、若尾文子出演作の134本目の映画として観たのだが、「これが、若尾文子出演作?」と思ってしまう出演時間の短さ…(^^;
若尾文子出演作の中でも最短の出演時間。

内容は、大映撮影所を案内する娯楽作。
空撮で撮影所ショットを捉えてから、スタジオ正門・ロケ出発隊・スタジオセット風景・スクリーンプロセス撮影風景などを巡り、市川崑監督の『日本橋』撮影風景を見せてくれるのだが若尾文子が出ているシーンではなく残念。
その他、川口浩がチラッと映ったり、浦辺粂子がビリヤードしたりしている。

前半が撮影所の紹介、後半は大映スターの紅白歌合戦、という構成。
菅原謙二がサックス吹いたり、山本富士子が歌ったりする。

そして、若尾文子はスタジオ外からの登場だが、「あら、みなさん、いらっしゃい。今日は用事があってスタジオに行けなくて、ごめんなさいね」と言う。
ホントに若い若尾文子で、声が可愛い。
ただ、これだけで出演?という感じだった。

若尾文子出演作の未見作(残り27作品)が観られる機会を、じっと待つ…(笑)

当時の大映で「大物スター」と言われる俳優が少なくて、勿体ない気がした。
本作はモノクロ作品だが、本作の次に作られた『スタジオはてんやわんや』はカラー作品で若尾文子もそれなりに確り出演していた。

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たいちぃ
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