ねんねこ社員

劇場公開日:

解説

独身純情社員に、実はかくし子がいた。そこで会社中が大騒動になるといった喜劇。原作はロマンス所載の川原久仁於。脚色は「娘の修学旅行」の高橋二三。監督は「弾痕街」の斎村和彦。撮影は「屋根裏の女たち」の秋野友宏。主な出演者は「魔の花嫁衣裳 (前後篇)」の北原義郎、「屋根裏の女たち」の八潮悠子、倉田マユミ「雑居家族」の二木てるみ、その他潮万太郎、岡村文子など。

1956年製作/44分/日本
劇場公開日:1956年7月25日

ストーリー

クイーン化粧品の女課長原文枝にはオールド・ミスの身を心配した叔父笹山専務から縁談があるが、彼女は青年社員板垣平介に好意を感じている。だが平介は専務秘書谷山加代子と恋仲。二人がトリス・バーで気焔をあげた帰途、泥酔した平介は車中で赤ん坊を拾う。車掌や交番の荒川巡査にも若い父親と勘違いされ赤ん坊を抱いてアパートに戻ると急用で帰郷した管理人の小母さんの子供富子まで押しつけられている有様。平介は常々子供が出来ぬと嘆いている会社の小使権田夫婦に赤ん坊を託す。この頃文枝課長は乳幼児用薬剤のポスター作成でモデルの赤ん坊探しに一苦労。結局、権田夫婦のあやしていた赤ん坊に決まったが、平介が抱いてきたと判り加代子は呆然。専務から、幼児の世話も大変だし文枝と再婚しないかなどと言われて平介は冷汗の連続である。荒川巡査の戸籍調べで平介の無実は判明。しかし彼は幼児二人を抱え途方にくれるばかり。この頃、赤児をつれて家出した妻信代を探し当てた夫木島は、坊やは捨てたと聞いて大あわて。一時は平介を難詰した加代子も彼に気取られぬよう赤子の面倒を見るようになり、これを知った文枝は笹山に結婚申込み取消しを宣言。平介、加代子らとテンヤワンヤの処にポスターで坊やの所在を知った木島夫婦が駈けこむ。平介は無事、加代子と結婚できることになる。

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