日輪太郎(二部作)
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日輪太郎(二部作)

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解説

年少映画ファンの憧れと美しい夢を描く、少年武勇譚。一色次郎の原作から「無法街」の小川正が脚色、「残月一騎討ち」の松村昌治が監督した。撮影は「忠治祭り 剣難街道」の藤井春美。主なる出演者は「江戸三国志 (三部作)」]の伏見扇太郎、「水戸黄門漫遊記 怪猫乱舞」の丘さとみ、新人円山栄子、「逆襲獄門砦」の薄田研二、その他原健策、柳永二郎、山形勲、岸井明、清川荘司などのヴェテラン陣。第一部「日輪太郎」、完結篇「蛇地獄の怪人」。

ストーリー

第一部・日輪太郎--戦国時代。紀伊山脈の大日岳に、父源兵衛と住む日輪太郎は、汚れを知らぬ若者であった。彼は麓の猿川の里に食料を求めに降りる折、里の商人達に騙されることも多かったが、酒屋久助の娘お光は、彼をいつもかばってくれた。ある日、里へ降りた太郎は泥酔した野武士熊田陣内に喧嘩を売られて逃げる途中、豪族長田久右衛門の客人亜矢姫の行列に突き当り、父へ土産の酒をこぼしてしまう。山に戻った太郎は源兵衛に、侍になりたいという希望を打ち明けた。源兵衛は、太郎が十七年前、大鷲にさらわれて来た身であることを打明け、病身の命を自ら断って太郎を励ました。山を降りた太郎は、久助の家で暮す中、先の野武士陣内に会ったのをきっかけに蜂須賀小六の部下になった。何も知らぬ太郎は、美濃の斉藤道三に頼まれた小六が、かつて道三の滅した長井家最後の血筋亜矢姫を誘拐する企てに加担。ある夜、長田家を襲って久右衛門を斬ってしまう。亜矢姫を手に入れた小六は、お光と別れを借しむ太郎をうながし、海路美濃へ向った。その頃、美濃稲葉城では道三が配下の怪人髑髏丸に姫の処分を命じていた。航海の間に、姫への同情心で一杯になった太郎は、やがて隙を見て陣内を斬り捨て、姫と海中に飛びこんだ。だが無人の小舟に這い上った二人を迎えたのは無気味な髑髏の仮面。驚く二人の上に怪物の手から、パッと投網が投げられた。完結篇・蛇地獄の怪人--二人は髑髏丸のため稲葉の城へ連れ去られ道三の前で手ひどい拷問を受けた。土牢に閉じこめられた二人は、力を合せて抜け穴を掘り始めたが髑髏丸に感づかれ、危い処を黒装束の怪人に救われた。怪人の正体は亜矢姫の家臣宮地将監。主家滅亡の後、尾張の信長に仕え、その命で間道を探っていた処だった。追手が迫ると知った二人は将監と別れ斉藤方の牛車に潜り込んで逃げようとした。だが何ぞ知らん、牛車の積荷は火薬で、将監は信長から、これを爆破するよう命令を受けていた。何も知らぬ将監の合図で牛車は次々に砕け散り、太郎も危い所を通り掛った小六の一行に救われた。一方、将監に助けられた亜矢姫は鷹の砦に身を寄せたが道三の大軍に囲まれ、髑髏丸も姿を現わした。元気回復した太郎は鷹の砦に亜矢姫がいると知り、喜び勇んで蜂須賀党と出陣する。ところが城に入った太郎は将監から姫が一人城を出、髑髏丸が後を追ったと聞くや、小六の制止を後に姫を追い求めた。亜矢姫を小脇に抱え馬を走らす髑髏丸に追いついた太郎は、いきなり組み付いて行き、二人は地上に投げ出される。怪物の妖術にも屈せず、日輪太郎は髑髏丸に傷を負わせた。だが太郎の素姓を聞いた髑髏丸は自分こそ実の父白越三郎次で、亜矢姫の父長井藤左衛門に一族を殺された恨みを抱き現在に至ったのだと告白した。三郎次はその場で自決し太郎は武士になる望みを捨て、亜矢姫達に見送られてお光のいる大日岳へ戻って行った。...

スタッフ

監督
脚色
小川正
原作
一色次郎
企画
藤川公成
撮影
藤井春美
美術
塚本隆治
音楽
伊藤宣二
録音
武山大蔵
照明
中山治雄

キャスト

作品データ

製作年 1956年
製作国 日本

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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