燃ゆる黒帯 花の高校生

劇場公開日:

解説

熱き血潮の高校男児が黒帯に正義と友情をかける青春柔道映画。「殺人計画完了」の陶山鉄の脚本から新人関喜誉仁が第一回監督、「姉さんのお嫁入り」の柿田勇が撮影を担当する。主な出演者は「娘巡礼流れの花」の青山恭二、「姉さんのお嫁入り」の牧真介、「殺人計画完了」の武藤章生、「愛情」の浅丘ルリ子、「雑居家族」の杉幸彦、「おんな船頭唄」の木室郁子、「黒帯有情 花と嵐」の水島道太郎のほか「続ただひとりの人」の葉山良二、「火の鳥(1956)」の中原敬七が友情出演する。

1956年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1956年7月5日

ストーリー

東都高校柔道の猛者遠山厳太郎は、父金助の商売の失敗で叔父夫婦を頼り地方の小都市に移った。県立東高校に転校した厳太郎は、やがて柔道部の主将熊沢と親しくなる。ある日、河原べりを歩いていた厳太郎は、与太学生に殴られていた牛乳配達の少年賢一を助けた。不良共が賢一の姉英子に附文しようと彼を強制していたのだったが、兄弟のない厳太郎は彼を弟のように感じて家迄送り届け、明日からの牛乳配達を約束した。英子は父の死後、母と弟を養うため芸妓になり小町と名乗っていたが、街のボス斬られの仙吉は彼女に毒牙を向けていた。小町はいつしか、男らしい厳太郎に仄かな想いを抱くようになり、それを知った与太学生共や仙吉は歯ぎしりして口惜しがった。その頃、東高における柔道大会の下稽古に、厳太郎は芸者と附合いがあるという無記名の投書が来た。厳太郎はその事実をハッキリ否定したが賢一から始めて英子の健気さを聞き幾度か与太者らの挑戦を受けながら賢一の一家を助け続けた。全国高校選手権大会には、必殺の巴投で熊沢を破った厳太郎が東高代表に選ばれた。だが熊沢と喜びを分って帰宅した厳太郎は、父の営む寿司屋の出前持ちの帰途、仙吉らのため一本杉の丘に囲まれた。厳太郎の奮闘に柔道部の植松先生や東校、西校の柔道部員の応援もあって与太者達は遂に退散。やがて小町は厳太郎に置き手紙を残して町を去り、厳太郎は深い感慨にふけりつつ丘の上に立ち続けた。

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