力闘空手打ち・三部作
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力闘空手打ち・三部作

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解説

雑誌『平凡』所載の牧野吉晴の小説を「越後獅子祭り やくざ若衆」の共同脚色者の一人旗一兵と「終電車の死美人」の共同脚色者の一人森田新が共同で脚色、「母水仙」の伊賀山正徳が監督、「中野源治の冒険 三部作」の徳島宏が撮影を担当した。主なる出演者は「忍術三四郎」の波島進、藤里まゆみ、「夕焼童子 二部作」の月岡千秋、「母水仙」の園ゆき子、高木二朗「我が名はペテン師」の細川俊夫。

ストーリー

第一篇--祭囃子に賑う信州の田舎町に飄然と現れた沢村健二は、信濃屋という料亭で旅回りの「旭日柔拳協会」のレスラー荒井から手篭にされようとする芸者染香を救った。翌日、健二は染香や風呂番の貫吉のすすめで柔拳協会の飛入り試合に出場したが、荒井の逆手に怒り、空手の一撃でマットの上に眠らせた。座長の石山は東京から一座の娘美代子を追ってきた協会の磯村社長と図って、健二を暗討ちし賞金の奪回を画策するが、正義派の柔道選手相原俊介は健二にそれを知らせ、初めて健二の秘密を聞いた。健二の兄健一郎は某柔拳協会の選手だったが、その傍系会社の極光水産の会計主任殺しという無実の罪で獄中にいる。真犯人が柔拳協会に潜んでいると睨んだ健二は、旅から旅へと探し歩くのだった。そのとき無法にも石山、荒井一味が健二を取り囲み、息づまる決闘になった。第二篇--駈けつけた磯村社長は、座員一同の反対を押しきって、健二を一座に迎えることにした。果然、健二の空手は各地で人気を博し、彼を志れやらぬ染香は旅先まで追うが、健二は美代子と恋仲になっていた。俊介の友情に援けられて、健二は何事か一座の秘密を握っている酔いどれ老人安五郎の身辺を探った。ある日、健二は美代子が極光水産の会計係の遺児だと知った。美代子もまた健二の素性を知ったが、あくまで健一郎を真犯人と信じている美代子はそれ以来、健二に冷い目を向けるのだった。やがて石山は健二が協会の秘密を探っていると感づき、土地のボス上田を煽動して健二を亡きものにしようと謀った。美代子にそむかれ、空手の師鉄心に破門さた健二は、人影絶えた浜辺で、上田一家と対決した。染香の注進で駈けつけた俊介が、乱闘の中に躍り込んだとき、夜空を焦がす紅蓮の焔--それは安五郎が掛小屋に火を放ったのだった。第三篇--辛くも危機を脱した健二は、旭日柔拳協会の一座が東京へ帰るのを追って帰京し、鉄心から復帰を許された。そして求刑の日も迫った兄のため、同門の佐伯の協力を得て奔走した。彼は磯村社長のもとに乗り込んで唯一の証人安五郎の身柄引渡しを迫ったが、すでに安五郎は死んでいた。その帰途、貫吉に再会した健二は、お浜が経営するバーを訪ねて美代子が銀座の花屋で働いていることを知るが、美代子は今も健二に冷たい。一方、鉄心の門に入った俊介は佐伯と共に極光水産の内偵をすすめ、高田前社長の怪死事件、美代子の父の死が磯村一派の陰謀によるものだと確かめた。俊介の言葉に動かされ、健二の立場を了解した美代子は極光水産を探るため、磯村のもとに帰った。かくて求刑の前日に至り美代子は遂に確証を握ることができたが、磯村のために監禁された。しかし、健二、俊介、佐伯の奮闘で磯村一派は遺滅し、健一郎は青天白日の身となった。健二と美代子が目出たく結ばれたことはいうまでもあるまい。...

スタッフ

監督
脚色
旗一平
伊賀山正徳
森田新
原作
牧野吉晴
企画
光川仁郎
撮影
福島宏
美術
田辺達
音楽
山田栄一
録音
小松忠之
照明
城田昌貞

キャスト

作品データ

製作年 1955年
製作国 日本

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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