忍術三四郎

劇場公開日:

解説

『小説倶楽部』連載の関川周の小説を「男一匹」の小川正が脚色、「百面童子 四部作」の小沢茂弘が監督する。撮影は「海の若人」の佐藤三郎、音楽は「飛燕空手打ち 三部作」の山田栄一が夫々担当する。主なる出演者は「飛燕空手打ち 三部作」の波島進、藤里まゆみ、「サラリーマン 目白三平」の三笠博子、「天兵童子 三部作」の宇佐美諄など。

1955年製作/85分/日本
劇場公開日:1955年8月22日

ストーリー

三四郎の父女々良正之は、黒矢亀造のためえん罪をきせられて獄死した。彼の許婚川端ルミは姉の沙美と二人暮しで胸を患い、三四郎はその医療費十万円に苦慮していた。ルミの父誠之助も約半年前黒矢に誘拐され、運よく脱出はしたが消息不明であった。三四郎は「この男売物十万円也」の広告をぶら下げて銀座を歩くことにしたが、医化学の鬼ユダ老人に会い十万円の札束を受取り、一日の猶予を貰いルミのいる櫟山荘へ行ったが、沙美は黒矢にさらわれた後だった。ユダ老人は自分の研究する放射能による人間透明化の実験台として三四郎の身を買ったのだった。彼は透明にさせられ、そのまま黒矢の根拠とする有楽館ビルに赴き証拠書類などを探したが、それは翌朝の新聞を賑わした。やがて実験の休暇をユダから貰った三四郎は、久し振りでルミと楽しく語り合い櫟山荘を辞したが、帰り矢庭に襲う巨漢達に取り囲まれ、柔道と空手で大奮戦したが、その間すさまじい雷鳴と豪雨に化していた。丁度その時西部精神病院の一室では、ルミの父親誠之助が、雷鳴のショックにより失われた記憶を取り戻していた。かつて誠之助の政界復帰を恐れて亡き者にしようと計った黒矢一昧の悪事を、今や誠之助は暴露した。三四郎はこの間に沙美を救ったが、黒矢等は再びこの親娘三人をとらえてしまった。ユダ老人の神通力の助けを得て単身有楽ビルにひそんだ三四郎は、様々の危難をも切り抜けて彼等を救い出し、黒矢等をほろぼすことに成功した。

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