おとこ大学 婚前教育の巻

劇場公開日:

解説

北海タイムス等十七紙に連載された鹿島孝二の原作より、「真実一路」の椎名利夫が脚色し「陽のあたる家(1954)」の田畠恒男が監督している。撮影は「君の名は」の斎藤毅。出演者は「陽は沈まず」の佐田啓二、高橋貞二、「素浪人日和」の浅茅しのぶ、「裸形家族」の紙京子などである。

1954年製作/109分/日本
劇場公開日:1954年7月13日

ストーリー

桂木昌平と鶴森一郎は親友で同じ病院に勤める青年医師。医を仁術と心得て貧しい患者の面倒をみているが、或る日、無断で受持の病室を減らされ、流行の整形美容室を新設したことから、両人は院長の空席を狙う脇坂医師や事務長の大垣と衝突し、美貌の新任女医浜崎かつらとも対立した。が、祖母と二人暮しの昌平は古い“女大学”をきかされているものの、活溌で近代的な浜崎女医に心惹かれ、当直の晩、過労で倒れたのをかつらに助けられてから、一層思慕をよせる。だが消極的な昌平は前に一郎の妹小照から愛想ずかしを喰ったように、再びかつらにもしくじる。他方、一郎も前病院長の娘朱実が好きな癖に、尻込みをしているうちに、病院乗っ取りを策す大垣は朱実の母に脇坂を朱実の養子に推薦し、将来は院長になって貰う話をもちこむ。フラレ組の一郎はヤケになって男大学勉強の第一歩としてキャバレーに入るが、見事惨敗。その帰り道、昌平は小照に邂逅し脇坂の子を宿している事を知る。一郎も脇坂が女を連れて温泉マークに入るところを目撃する。尻尾を掴まれた脇坂は彼を暴力で倒そうとするが、一郎の患者だった文太達に応援されて失敗した。脇坂の乱脈ぶりを知った朱実は直ちに婚約を解消し一郎と仲直りするが、昌平も程なくかつらに再認識されて明るい笑顔をとりもどし、脇坂も非行を詫びて小照と結ばれた。

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