若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴

劇場公開日:

解説

「若様侍捕物帳 江戸姿一番手柄」につづく若様侍捕物帖シリイズ第二篇前作青柳信雄にかわって「地雷火組(1953)」の並木鏡太郎が監督し、「すっ飛び千両旅」の平野好美、「快傑黒頭巾(1953)」の高橋半がそれぞれ撮影、音楽を担当している。坂東鶴之助、嵯峨美智子らは前作通り、南寿美子や荒川さつき、藤間紫、堺駿二、益田キートンらが新しく加わっている。

1953年製作/90分/日本
劇場公開日:1953年12月8日

ストーリー

隅田川に近い天神様の縁日の夜、但馬屋の息子平太郎が扼殺された。首にまかれた手拭は伏見屋の若旦那伊之助の物だ。彼はすぐ捕えられたが、身に覚えはない。然し愛人おみつを平太郎と争ったのは事実である。その夜伊之助は折り鶴模様の頭巾をつけた身知らぬ女に誘われ、ひどく酒に酔ったが、殺人はその間に行われたらしい。たがその女の行方は分らない。おみつは友達のおいとに頼み、若さまに助けを乞うた。伊之助は当夜の彼の行動を知っている証人をあげた。げん平の亭主、はなむらの女将、助十や権助などである。が彼等は一様に証言を拒んだ。伏見屋の番頭新蔵は、おいとと共に証人達の口を割らせようと焦ったが、その甲斐もなく、而もこれらの人達は次々に何者かに殺害され、二人も覆面の怪漢達に襲われたが危く若様に救われる。折り鶴模様の着物は或る旗本のお妾と文字菊の二人に渡った事を甚兵衛から聞いたおいとは、旗本の屋敷へ行くが、女は家出していた。やっと彼女をさそい出す事に成功した時、意外や犯人は伏見屋乗取りを企む新蔵であり、おいとと折り鶴の女二人を亡き者にしようとしたが、折り鶴の女に化けていたのは若様だった。かくして事件はめでたく解決した。

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