神変あばれ笠 前後篇

劇場公開日:

解説

週刊サンケイに連載された山手樹一郎の時代小説の映画化で、「木曽路の子守唄」の木下藤吉の脚本を、「さすらひの湖畔」の渡辺邦男が監督している。撮影も「さすらひの湖畔」の渡辺孝。キャストは「素浪人奉行」の市川右太衛門、「片目の魔王」の三浦光子、進藤英太郎、徳大寺伸「子は誰のもの」の月丘千秋、新人宇治みさ子など。

1953年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1953年8月25日

ストーリー

文久元年、武州三万石の当主松平忠弘は国情を憂慮し、家臣青江京介を秘そかに江戸へ遣わしていた。京介は江戸深川の浪人横丁を足場に、横倉屋のお茂母娘を救ったり、女やくざのお浜と連れだったり、ブラブラしながら使命を果していたが、その頃国許では隠居丹波守忠信が家臣の巻川監物らと忠弘の失脚を謀った。責任を感じて自害した父の死を知った京介は、深川林泉寺で父の慰霊祭を挙行、巻川一味と対決する。--次第に数を増す暴徒の囲みを、血刃をふるって破った京介は、武州へ赴き良観和尚の計いで幽閉されている妹千枝と忠弘に再会した。が、身の危険を感じた京介は再び江戸に舞戻り、監物の命を受けた小田国次郎らは追う。京介は一切を島津公にすがる決意をし、老中安藤対馬守に面会し、ここに忠弘蟄居が、監物一味の奸策である事が判明する。京介は忠弘赦免の書状を貰うが、監物一味はこれを奪取せんとして乱闘が始まり、京介はお茂、辰五郎の協力で小田国次郎を斃す。お茂は実は京介の生みの母だった。かくて京介は辰五郎、お浜、お照などに見送られて、ひとり国表へ急ぐ。

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