逃亡地帯(1953)
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逃亡地帯(1953)

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解説

製作の加藤譲、脚本協同の松浦健郎は「恋人のいる街」の顔ぶれである。「あゝ青春に涙あり」の杉江敏男、「親分の青春」の山崎一雄がそれぞれ監督、撮影に当った。「恋人のいる街」の三國連太郎、「風雲千両船」の志村喬、「午前零時」の久慈あさみ、「二人の母」の植村謙二郎、浜田百合子、他に新人北川町子(好子改名)などが出演する。

ストーリー

神戸で危険な密輸品の取引を終え、東海道線二等に乗込んだ若いギャング矢部四郎は、憂い顔の美しい婦人と隣合せる。彼女の名は相川秋子、富裕なだけで取柄もない夫にあきたらず、家を出てきたのである。彼女はふと言葉を交した矢部の凄惨な逞しさにひかれ、矢部は秋子の清純な印象に胸をときめかせた。友人の許へ寄ると称して秋子は矢部とともに横浜に降りた。--ギャングの本拠ホテル・ダリアへ帰りついた矢部は、情婦のトシエが親分仙石に無理じいに寝取られていることを知る。彼はトシエと仙石をはげしく憎むが、トシエの執拗な情熱は矢部を放さなかった。彼と秋子とのひそやかな愛情をつきとめるや、彼女は狂気のように矢部の正体を暴露した。夢破れた秋子は、帰郷すべく決意する。が、矢部はもう秋子なしではいられなかった。片腕のダリアの刺青を焼きつぶし、止宿先--ニューグランド・ホテルの秋子をたずねて哭きながら飜意を乞うた。秋子はその真情にほだされたものの、尚釈然としない。と見て、彼は本拠に立戻り、仙石にはっきりと足を洗うことを告げる。殺気だった仲間の視線ととりすがるトシエをはね返して、彼は再びホテルのドアを叩いた。秋子はすでに立去った後である。茫然と街にさまよい出た彼は、とある橋の畔りにたたずむうち、逆上して仙石を殺し、さらに彼を追せきしてきたトシエの拳銃にたおれた。...

スタッフ

監督
脚本
松浦健郎
杉江敏男
製作
加藤譲
撮影
山崎一雄
美術
北川恵笥
音楽
服部正
録音
西尾昇
照明
岸田九一郎
編集
岩下広一
製作主任
石橋嘉博
監督補
田尻繁
助監督
石橋克己

キャスト

作品データ

製作年 1953年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 91分

提供:株式会社キネマ旬報社

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