クイズ狂時代

劇場公開日:

解説

製作は「水色のワルツ」の三上訓利、「さくらんぼ大将」の清島長利の脚本で、「栄冠涙あり」と佐藤武が監督に当っている。撮影はブレイクストン作品「運命」の星島一郎。出演者の主なものは、「続三等重役」の小林桂樹に、元宝塚の百ちとせ改め東映がニュー・スターとして売出す阿井三千子、落語家古今亭志ん生、丹下キヨ子、野球選手として巨人軍、毎日、浪花節物真似師の宮田洋々、レコード歌手榎本美佐江、宇都美清、宮城まり子などが喜劇配役陣にまじって出演している。

1952年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1952年9月4日

ストーリー

小山五作は得意のクイズで身を立てようと、佐渡ガ島から上京したが、SOS放送局ではていよく追いかえされた。そこでソバ屋の伯父夫婦の所に居候していたが、ピース化粧品会社社長秋山女史に小林桂樹に似た容貌を買われ、宣伝部員に採用された。五作は大喜びで早速恋人のお光ちゃんに知らせた。ところが宣伝部員とは実はサンドウィッチマンのことであったと判ったときには遅く、お光ちゃんは早くも上京、恥しい姿を見られまいと逃げまわる五作のことをすっかり誤解してしまった。お光ちゃんもそのまま田舎へ帰られず、待合「君小松」の女将の世話で芸者になり、更に人気歌手NO.1になってしまった。その上お光ちゃんこと光奴の後楯はピース化粧品の競争相手中島化粧品会社の社長であった。 五作は、中島の娘みどりのため、五作の得意とするクイズの内容をすっかり盗まれ、秋山女史から馘を申渡された。お光ちゃんを失い、職を失った五作は、失意の身を故郷へ帰ろうとするが、みどりの同情からお光ちゃんの誤解も解け、佐渡へ渡る船の中には、五作とお光ちゃんの睦しげな姿が見られた。

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