新撰組 第一部京洛風雲の巻

劇場公開日:

解説

企画は「真説 石川五右衛門」の坪井与と「江戸恋双六」の柳川武夫との共同で、村上元三の原作から「薩摩飛脚(1951)」の柳川真一と「真説 石川五右衛門」の若尾徳平とに東野稔が協力して脚色し、「江戸恋双六」の萩原遼が監督に当たっている。撮影は「酔いどれ八万騎」の三木滋人。出演者は「遊民街の夜襲」の片岡千恵蔵、月形龍之介、花柳小菊に薄田研二、河津清三郎、進藤英太郎、月丘千秋、石黒達也などである。

1952年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1952年1月3日

ストーリー

尊王佐幕の争いの激化した文久三年のころ、幕府では浪人清川八郎の進言によって京都鎮圧のための浪士をつのった。集る面々のなかには、試衛館長近藤勇、土方歳三、沖田總司や天狗党くずれの芹澤鴨以下の常州浪人などがあった。秋葉守之助は直参であったが、長崎へ二年間遊学の間に、恋人の良乃は旗本能勢半之丞との婚約がととのっていた。気をくさらせた彼は三百石取りの家を出て、仏門に帰依した友達一禅の許にころがり込み、奥山の女芸人春駒屋のおくらの楽屋に入りびたっていた。が、良乃がまだ彼を想っていると知って一夜良乃の家へ忍び込むが半之丞たちのために追い払われた。無念の心を抱いて守之助はおくらの一座と旅に出て京都までやって来た。その頃浪士組のなかで芹澤派と対立した近藤勇の一党は、京都守護職松平肥後の下に新撰組を組織していたが、守之助は土方歳三のたつてのすすめでその一員となった。良乃と祝言をあげた半之丞は京都所司代与力として赴任して来たが、芹澤にはかられ誓願寺横丁へおびき出されて暗殺された。事前にそれを知った守之助は半之丞を救いにかけつけたが、すでにおそく、半之丞は守之助こそ自分を殺そうとした相手だと誤解したまま死んでしまった。そのため守之助は半之丞殺しの下手人に目され、半之丞の弟半三郎は良乃と共に守之助を討つため京都へやって来たのだった。折から桂小五郎を討つため新撰組が出動の夜、守之助は半三郎と良乃に迫られながら、自分は半之丞を殺したものでないと絶叫しているのだった。

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