あばれ駕篭

劇場公開日:

解説

土師清二の「あばれ熨斗」を、「遥かなる母の顔」の鈴木兵吾が脚色し、「素浪人百万石」の松村昌治が監督した娯楽時代劇。撮影は「炎の城」の吉田貞次。

1960年製作/83分/日本
原題:The Night Walker
配給:東映
劇場公開日:1960年12月6日

ストーリー

江戸評判の人気義賊稲葉小僧新助は、与力生田慶五郎と目明し徳五郎の追跡を逃れ、紀州家江戸屋敷にとびこんだ。中臈梶尾の気転に救われた。新助をかくまったことが分ると、梶はその責を問われ、お梶と名をかえ侍女お弥重の実家松代屋に身を退いた。そこでお梶は人気役者中村仲蔵と顔を合わせ、新助と瓜二つなのに驚いた。仲蔵は親方団十郎の意にさからい、一座を追われた。彼はヤクザ仲間に身を落した。浪人の此村大吉だけが励ました。新助は生き別れになった弟が仲蔵だと知って驚いた。松代屋が火事になった。新助はお梶の姿をさがし求めた。お梶に横恋慕する与力生田慶五郎たちが、松代屋に放火し、そのどさくさにまぎれてお梶をさらおうとしたのだ。新助はお梶を仲蔵にあずけ、彼らをたたきのめした。新助の骨折りで、仲蔵の舞台復帰がかなった。初日の舞台に向って仲蔵をのせた駕篭が行く。そこへ捕方が現われ「中村仲蔵ッ、実は稲葉小僧ッ御用だ!」の声。飛び出した新助は仲蔵を駕篭にのせ、捕方の相手となった。生田を倒した。が、やがて縄をかけられた。仲蔵は涙を押さえつつ舞台をつとめた。

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