サラリーマン出世太閤記・完結篇 花婿部長No.1

劇場公開日:

解説

サラリーマン出世太閤記の第五作完結篇で、「サザエさんの赤ちゃん誕生」の笠原良三の脚本を、「新・三等重役」の筧正典が監督した。撮影は「侍とお姐ちゃん」の完倉泰一。パースペクタ立体音響.

1960年製作/88分/日本
原題:Daughters,Wives and a Mother
配給:東宝
劇場公開日:1960年3月29日

ストーリー

日本自動車輸出課長木下秀吉は、課長昇進後初の早朝会議に出席した。開口一番輸出発展のため、国内向けと海外向けの二段生産を説き、左右田社長に不経済なりと一喝された。イラジスタン国の自動車バイヤー・アジャ・ババは秀吉を将軍ハッサンに紹介した。そこでニンニク料理を食べさせられた秀吉は、不覚にも婚約者エイ子にニンニクがもとで嫌われ社長にも仲人役を渋られた。アメリカのバイヤー、クラークを迎えに羽田に飛んだ秀吉は、男だと思いこんだのに実はミス・クラークで、ミス・クラークはとうの昔に東西自動車の輪出課長浅田に連れ去られた後だった。くさった秀吉はアジャ・ババやハッサン共々料亭「あかさか」に出掛けた。アジャ・ババは芸者まり玉に、ハッサンは亡き妻に似たというパチクリ軒のエイ子にそれぞれ熱を上げた。再度の早朝会議で社長に契約の件を催促された秀吉は領事館を訪れたが、突如大統領が変り、ハッサンは将軍の地位を失墜、契約どころではなくなった。ミス・クラークから真珠を買いたいと秀吉に依頼して来た。エイ子からへそくりの十万円を借りた秀吉はミス・クラークと街に出たが、これを見たエイ子は憤慨し、秀吉のアパートに坐りこんだ。しかし帰って来た秀吉は、ナイトクラブで浅田に飲みくらべを挑まれ、酔って意識不明となった。しかも、そこへまり玉がアジャ・ババの借金を取立てに来たので、エイ子は怒って帰った。輸出用の試作第一号車が完成し、秀吉は更に契約を迫られた。東西自動車と契約するというミス・クラークをつれて、秀吉は工場に向った。ミス・クラークは新車と外車の競争を申し出た。新車アトラス・デラックスはミス・クラークの外車に負けたが、ミス・クラークはオイルの使い方の少い経済車アトラス・デラックスと契約することを宣言した。契約は成功した。部長と秀吉のボーナスは上り、社長の計らいで秀吉はエイ子と、しかも部長に昇進した後、めでたく結婚した。その日、母校の試合にかけつけた秀吉は、渾身の応援をして優勝に導いた。抱き合う二人の上に春の日は明るく暖かかった。

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