謝国権「愛」より (秘)性と生活

劇場公開日:

解説

謝国権の原作、「愛(ラブ)」(池田書店版)を「積木の箱」の池田一朗が脚色し、「命かれても」鷹森立一がメガホンをとった風俗もの。撮影は「ごろつき」の飯村雅彦が担当。

1969年製作/84分/日本
原題:Sex and Life
配給:東映
劇場公開日:1969年2月11日

ストーリー

湘南のある町で、産婦人科の診療所を開業する三上と息子一男は、殺到する妙な患者の治療に多忙だった。ある日、三九歳のグラマー花子が訪れた。彼女は夫との交渉に不満だったが、三上は夫が疲労しないような性態位を解説するのだった。町子は昼間にだけ、夫から求められる女だった。一男は、そんな町子に寝化粧を勧めるのだった。同居の母に対する恐怖心から、車の中でしか交渉を持てない女がいた。黒田と清子の夫婦だった。二人は家を新築したが思うような性交渉を、結べなかった。相談を受けた三上は、ガレージの使用をすすめ、漸次家の中にその場所を移すよう指導した。島田夫婦が喧嘩の仲裁を頼みにやって来た。島田は、性交渉時に女は失神するという雑誌記事を読み、妻を不感症と決めつけていた。三上は、失神はヒステリー症に多いと説明するのだった。安田老人が新婚早々の息子夫婦の顔色がさえないと相談に来た。安田家を訪れた三上は、夫婦のいとなみの振動が隣室の部屋の装飾を呼らすのに気づき、それを除けば、ノイローゼは解消すると述べた。年頃なのに、女に興味を時たない息子を心配して八木容子が訪れた。下半身麻痺による勃起不全と診断した一男は、正一にヌード写真や女性のパンティの勾いを嗅がせ、精液をとることに成功し、正常であることを確認した。治療にかかった一男は、ホルモン注射をし、ストリップを見せ、おさわりバーで女に触れさせ、正一の機能復活に尽力した。やがて、正一は風俗嬢によって男になったのだった。一男は、開業医としての毎日に疑問を持っていたが、やがて東京の大病院へ戻ることを諦め、一生をホームドクターとして生きることを決意するのだった。

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