これがベトナム戦争だ!

劇場公開日:

解説

英国最大のVISニュース社、日本電波ニュース社などが取材した南北両ベトナムのニュース写真を、大宅壮一の監修によって編集した長篇記録映画。

1968年製作/49分/日本
原題:Report from the Viet-Nam War
配給:東映
劇場公開日:1968年6月1日

ストーリー

○ベトコンの処刑 テト攻勢の直後、サイゴン・ショロン地区の路上で捕えられた解放戦線容疑者が、ロアン南ベトナム国家警察長官の手で、頭にピストルをつきつけられて犬のように処刑され、鮮血を吹き上げて路上に倒れる。○仏教徒の焼身自殺 ベトナム戦争反対とゴ・ジン・ジェム政権の弾圧に抗議して、僧衣にガソリンを浴び、自ら火を点じ、民衆の注視の中で焼身自殺を図る。○残虐な公開銃殺刑南ベトナム軍事政府は、闇商人や汚職役人をみせしめのために街頭で公開銃殺刑に処す。○テト攻勢・アメリカ大使館攻防戦 一九六八年一月三十一日、サイゴンの朝はアメリカ大使館を占領した二十名の解放戦線決死隊の銃声に破られた。アメリカ軍は大使館奪回のために六時間にわたる激烈な攻防戦を展開。○街頭を連行される米人パイロット北爆に出動したアメリカ軍機が撃墜され、パイロットは北ベトナムの捕虜になって連行される。○ベトナムの難民ベトナム三千年の歴史のうち三分の二は外からの侵略の歴史であったといわれる。今度のベトナム戦争でも、家を焼かれ田畑を失った民衆の数は数十万にも達しており、彼らは戦火の中を逃げまどいながら毎日を不安のうちに送っている。○絨毯爆撃の実態南北ベトナムに投下されたアメリカ軍機の爆弾の量は、一ヵ月七万七千トンに達する。これは朝鮮戦争時の六倍にあたり、ベトコン一人あたり一トンという量である。それでもなお、第七艦隊の原子力空母から発進するジェット機は、北爆、南爆のために出かけていく。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
監修
大宅壮一
企画
栗山富郎
音楽
間宮芳生
全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く