男なら振りむくな
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解説

石原慎太郎の原作『人魚と野郎』を、「女の一生(1967)」の野村芳太郎と、「女たちの庭」の永井泰夫が共同でシナリオ化し、野村芳太郎が監督した青春もの。撮影は、コンビの川又昂。

ストーリー

世界一のオートライダーを目ざす譲介は、三次と、堅い友情で結ばれていた。二人はある日、浅間山のオートレース場に練習に向う途中、道に迷って一軒の山荘に助けを求めた。山荘には人魚のように美しい杏子が住んでいて、二人に食事とベッドを与えてくれた。その翌朝、杏子はまだ会ったこともない祖母、藤岡財閥の盟主でもあるやよいの危篤の報を受け取った。杏子の恩に報いるため、譲介と三次は彼女を東京の病院に送りとどけてやった。このことがあってから、譲介と杏子は、お互いに愛を感じるようになった。譲介は世界選手権の日本予選のためにオートバイの練習に余念がなかったが突然、愛用していたオートバイが故障を起し、丸焼けになってしまった。譲介の優勝を信じていた整備工場の山角や、その娘の幸江の励ましにもかかわらず、譲介は自分のパテントを売って姿を消してしまった。一方、やよいの死で数億の財産を相続した杏子は、譲介にもう一度オートバイに乗って貰いたく、譲介が手離したパテントを秘かに買っていた。譲介はその頃、先輩のガンさんが経営している開拓村で、百姓をやりながら毎日を送っていた。そんな所へ、もう一度車に乗るよう説得するため、杏子と三次が訪ねてきた。だが、譲介は頑として拒み、自分の代りに三次に乗ってくれと頼むのだった。三次は譲介の決心が堅いことを知ると、予選レースに出場することを決心した。ところが、試合直前、ライバルの天馬グループの罠にかかり、足の骨をくじいて出場不可能の身体にされてしまった。落胆した三次を見た杏子は、再び、譲介を訪ね、すべての事情を話し、譲介を愛していると打ち明けた。それを聞いた譲介は、たちまち持前の闘志を燃やし、出場を受諾した。そんな譲介を見て、杏子は彼の優勝と信じて疑わなかった。...

スタッフ

監督
脚色
野村芳太郎
永井素夫
原作
石原慎太郎
製作
杉崎重美
撮影
川又昂
美術
梅田千代夫
音楽
山本直純
録音
栗田周十郎
照明
三浦礼
編集
浜村義康
スチール
梶本一三

キャスト

作品データ

原題 The Pace that Thrills
製作年 1967年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 88分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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