風来忍法帖 八方破れ

劇場公開日:

解説

「風来忍法帖」でコンビの関沢新一がシナリオを執筆、川崎徹広が監督した時代喜劇もの。撮影もコンビの飯村正。

1968年製作/89分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1968年5月8日

ストーリー

激しい攻防戦を展開している豊臣軍と北条軍は、ついに弾薬が尽きて一時休戦のやむなきにいたった。だが待ち望んでいる弾薬運搬隊がなかなか到着せず双方がいらいらしていた。それも当然で、両軍の弾薬運搬隊の足軽たちは、ベテン師の悪源太なり平、陣虚兵衛、なんぼベンケイの三人にまんまと貴重な弾薬を奪われてしまったのだ。三人の風来ペテン師は戦乱の世を上手に渡っていこうと奇略を練っていたのだった。悪源太たちは、奪った弾薬を北条、豊臣両軍に四百両で売りつけることに成功した。そして、森の一軒家にかくまっている麻也姫を入れて仲良く四等分した。だがベンケイが姫からコイコイで百両を巻き上げたので、悪源太は怒ってベンケイを追い出してしまった。さて、豊臣と北条の戦争にまきこまれた忍城の三楽斎は孫娘麻也姫を探していた。そして、無理難題を押しつける北条方の重臣松田尾張守と忍者の風摩一党、豊臣方の伊賀忍者に、百万両の秘密が麻也姫の身体に隠されていると告げた。両軍はこんどは、麻也姫争奪戦を展開。そしてついに、麻也姫は豊臣方に捕えられた。驚いた悪源太と陣は、石田三成の策でシビレ薬を飲まされて裸にされかかった麻也姫を救い出した。そして危いところをベンケイに助けられて忍城に入った。喜んだ三楽斎は悪源太に打ち明けた、実は百万両の秘密はデッチ上げで、豊臣と北条が麻也姫を追っている間に、船を造って海外へ逃げ、平和に暮らしたい、というのが三楽斎の望みだった。それを聞いた悪源太たちは三楽斎と麻也姫を助けることに決めた。そして、得意のペテンで忍城を売りに出した。どうせ落ちる城なのに、北条方と豊臣方は高い値でせりあった。こうして、口八丁手八丁のペテン師風来三人組の計略は成功し、三楽斎、麻也姫を助けた三人は、再び戦乱の巷になっていくのだった。

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